道教委 子ども相談支援センター 友人関係の悩み2割 元年度1795件受理(道・道教委 2020-06-10付)
道教委は、子ども相談支援センターの令和元年度相談状況をまとめた。相談受理件数は、実件数で前年度比136件増の1795件。相談内容は、「友人関係」が19・1%で最も多く、「教職員との関係」が18・2%、「家庭環境」が16・6%などと続く。月別の受理件数は、5月、6月、8月の順に多かった。センターでは、2年度用の窓口紹介カード・ポスターを作成し、児童生徒や保護者に対して、相談窓口を積極的に活用するよう呼びかけている。
道教委は、平成27年10月に道子ども相談支援センターを開設。いじめや不登校、子育て・しつけなど学校教育や家庭教育に関する悩みなどについて、子ども・保護者から直接相談を受け問題解決に取り組んでいる。
電話相談は、24時間体制で対応しており、メールや来所による相談も受け付けている。
元年度の相談状況をみると、相談の受理件数は、前年度比337件増の2919件。相談方法の内訳は、電話が2679件、メールが226件、来所による相談が14件だった。
相談実件数(同一相談者からの同一内容の相談は1件とカウント)は1795件。内訳は、電話が1642件、メールが140件、来所が13件となっている。
月別の相談件数をみると、5月が272件で最も多く、次いで、6月、8月、7月、9月などの順となっている。
相談内容の割合で最も多いのは、「友人関係」(19・1%)。次いで、「教職員との関係」(18・2%)、「家庭環境」(16・6%)、「不登校」(11・8%)、「心身の健康・保健」(11・7%)、「いじめ問題」(5・7%)、「学業・進路」(5・5%)など。
メール相談を除く相談対象者の内訳は、小学生が37・2%、中学生が28・3%、高校生が31・2%、乳幼児が2・2%などとなった。
同センターでは、児童生徒や保護者にあらためて相談窓口を周知するため、2年度用の窓口紹介カードおよびポスターを作成。各道立高校や教育局などに配布し、相談窓口を積極的に活用するよう呼びかけている。
(道・道教委 2020-06-10付)
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