【解説】学校サポーター５９市町村に派遣

（解説 2020-06-05付）

　道教委は、令和元年度学校サポーター派遣事業の実施状況をまとめた。実施市町村数は、前年度比６件減の５９市町村。空知・上川管内が９市町で最も多かった。

　事業は、市町村・学校における補充的な学習の機会に学生ボランティアや社会ボランティアを学校サポーターとして派遣し、学習指導の補助などを行うもの。平成２９年度から３年間実施し、市町村などの主体的な学力向上の取組をサポートするとともに、子どもたちの学習意欲の向上、学力の向上を図った。

　具体的には、道内の社会人や大学等を学校サポーターとして登録したボランティアバンクを設置し、市町村などが学習支援等に活用できる体制づくりを推進。また、各市町村に学校支援ボランティアバンクの設置を促進し、学校づくりを地域で支える体制づくりを進めた。

　このほか、市町村等における放課後および休日、長期休業中などの学習習慣定着等の取組に学校サポーターを派遣し、当該学校の教員が作成した指導計画等を踏まえた児童生徒への指導の補助なども行った。

　事業最終年度となった元年度の実施市町村数は、前年度比６件減の５９市町村。管内別では、空知・上川が９市町村で最も多く、後志・胆振が６市町村などと続く。

　小学校１０９校、中学校３２校、義務教育学校１校で実施。派遣者延べ数は、前年度比１５９人減の４２３人だった。

　うち、夏季休業中に実施したのは５２市町村（小学校８２校、中学校１８校、義務教育学校１校）。

　冬季休業中では、４１市町村（小学校６１校、中学校１８校、義務教育学校１校）で実施した。

　なお、長期休業中以外で実施した市町村は、２市町村だった。

(解説 2020-06-05付)