家庭学習充実へ支援策　オンラインで教材提供　中札内村が全校に導入

（コロナウイルス関連 2020-06-26付）

　【帯広発】中札内村は、新型コロナウイルス感染拡大や自然災害に備えた子どもの学びの保障の取組の一つとして、オンラインの教材コンテンツを活用した家庭学習の充実を目指すピータンステイホームクラブを立ち上げた。次世代教育推進機構のＳｔｕｄｙ　Ｐｌａｎｅｔｓを全校で導入。取組を提案した村教育研究所では、事業の検証などを行うとともに、中札内小学校、上札内小学校、中札内中学校で統一的に取組を進めることで、子どもの学ぶ意欲を引き出し、家庭学習では足りない部分を対面での指導で補っていくこととしている。

　事業は臨時休業期間における実践をもとに、プリント教材の充実と子どもの個別の成績をパソコン上で管理することが目的。教職員の負担軽減を図りながら、家庭学習の指導の充実を目指す。

　サービスとして次世代教育推進機構のＳｔｕｄｙ　Ｐｌａｎｅｔｓを導入。小学生４教科、中学生５教科の新学習指導要領に準拠した学習プリントをオンラインからダウンロードでき、印刷・配布できるもの。学習プリント作成による教員の負担軽減を図りながら、子どもたちの成績をパソコン上に入力することによって個別の学習進度を把握する。

　事業を提案した村教育研究所では、臨時休業を受けてビデオ会議ソフトなどを使ったオンラインでの指導とともに、学習プリントの充実による子どもの学習の見取りを行っていく必要性を重視。中札内小、上札内小、中札内中で統一的に取組を進めることで、子どもの学ぶ意欲を引き出し、家庭学習では足りない部分を対面での指導の中で補っていくこととしている。

(コロナウイルス関連 2020-06-26付)