札幌市教委　学びのサポーター増員　７月から各校２人派遣　平日放課後　大学生を活用

（コロナウイルス関連 2020-06-29付）

　札幌市教委は、臨時休業の影響によって学習面の支援が必要な児童生徒のため、７月から１２月まで全市立学校１校につき学びのサポーターを２人派遣する。放課後などを活用した学習で、教員の補助として児童生徒を支援するさっぽろっ子放課後等学習サポート事業の一環。教員を志望する道教育大学札幌校等の学生を活用するなど、学びのサポーターの人員を確保し、児童生徒の支援に努めていく。

　新型コロナウイルス感染症の影響で、札幌市立学校は４月１４日から５月３１日まで臨時休業となった。市教委は、臨時休業が長期化したことで学校再開後の学習で困りを抱える児童生徒が増加すると考え、６月から支援事業を開始した。

　事業に当たっては、小・中学校の通常学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする子どもの支援に取り組む学びのサポーターを活用。

　学校が放課後などを活用した学習で、学びのサポーターが教員の補助として児童生徒を支援した。

　放課後のほか、休み時間や早朝など様々な時間での児童生徒への支援に役立ててもらおうと、事業の拡充を計画。市立学校１校に対して学びのサポーターを２人派遣することとした。

　道教育大札幌校など教員志望の学生に呼びかけ、学びのサポーターの人員を確保。７月から１２月まで平日の放課後などを使い、児童生徒の支援に取り組む。

　７月２日開会予定の臨時市議会に、市は補正予算案としてさっぽろっ子放課後等学習サポート費に１億２１００万円を計上。補正予算案が成立次第、事業を進めていく。

(コロナウイルス関連 2020-06-29付)