道教委 高校OPENプロジェクト つべつ学充実へ議論 津別高が地域みらい連携会議(学校 2020-07-15付)
Zoomを活用して北大生とグループワーク
【網走発】道教委「高校OPENプロジェクト」研究指定校の津別高校(南俊明校長)は10日、同校で令和2年度第1回地域みらい連携会議を開いた。地域みらい連携委員や同校の教員など12人が出席。ウェブ会議システムZoomを活用した高大連携の授業を公開したほか、説明・協議を通して、今後の「つべつ学」の充実に向けて活発に意見を交わした。
同校は平成30年度から本年度までの3年間、高校OPENプロジェクトの指定を受け、研究主題「地域から世の中を探究する~地域と大学と高校の連携をとおして」のもと、研究を推進。前年度からは、学校設定科目「つべつ学」を始動し、地域に関するテーマ学習、北海道大学公共政策大学院の学生有志を中心とした団体「HALCC」との高大連携に取り組んでいる。
はじめに、つべつ学Ⅰの授業を公開。高大連携の取組として、1年生23人がHALCCのメンバーと自分の未来について考える「みらいワーク」を行った。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から学生が来校できないため、今回はZoomを活用してリモートで実施。各グループに学生が1人ずつサポートに付き、自分の現状や理想の未来に向けてすべきことなどについて分析するワークショップに取り組んだ。
今後は、津別町が抱える課題について調べ、解決策を提言する活動を展開する予定。
地域みらい連携委員や同校教諭らによる協議に移り、公開授業や今後の方針などについて意見交換。委員からは、「多くの学生から話を聞き、そこから気付きを得て、“町外に出てこういう活動をしたい”“ここに行ってみたい”などと思ってくれたら」「生徒の発言から成長を実感した。聞いている側もしっかりと耳を傾けていたのが印象的だった」などの声が上がった。
オホーツク教育局高校教育指導班の後藤幸洋指導主事は「地域や関係機関と共に、地域課題を発見し、解決に向けた探究的な活動が推進されるのでは」と評価。
今後は、「つべつ学を軸にした教科等横断的な学習を検討・実践し、生徒の学びがより深まることを期待したい」と助言した。
(学校 2020-07-15付)
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