地域留学推進のための高校魅力化　鵡川高　３年度受入へ取組開始　むかわ学など充実目指す　　

（学校 2020-07-17付）

三村校長は地域に貢献できる生徒の育成を呼びかけた

　 【室蘭発】鵡川高校（三村素道校長）は６月下旬、校内で高校魅力化コンソーシアム設立総会・第１回運営委員会を開いた。教職員をはじめ、むかわ町の竹中善之町長、北海道大学総合博物館の小林快次教授ら約５０人が出席。高校魅力化支援事業の採択校として、今後の事業計画などを確認した。「むかわ学」などの充実や、各企業と連携した約２ヵ月間のインターンシップなどを推進していく。

　同校は、内閣府による高校生の地域留学推進のための高校魅力化支援事業の採択校として、令和３年度に地域留学生の受け入れ開始を目指し、取組を進めている。

　三村校長は、コンソーシアムの形成に当たり、育成したい生徒像として「グローバル化する社会の一員としての基礎的な資質・能力を身に付け、社会地域に貢献できる生徒」と説明。加えて「自己の特性や能力を最大限に伸張させ、主体的にたくましく生き抜く能力を身に付けてほしい」と話した。

　議事では、今後の事業計画について確認。教育システムの構築として、地域の自然や歴史などを学び地域創成のための基礎的な知識や技能を身に付けけることを目的とした「むかわ学」や、生徒の特性や能力に応じてテーマを設定し、グループで行うチャレンジスタディの充実を図ることとした。

　構成団体と協力した事業の取組として、１回当たり２ヵ月程度のインターンシップ期間を設けるデュアルシステムなどを推進していくことを申し合わせた。

(学校 2020-07-17付)