旭川市知新小 働き方改革実施計画 『知新版手引書』を作成 前年度成果踏まえ改善推進(学校 2020-07-15付)
【旭川発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた旭川市立知新小学校(千葉昌之校長)は、実施計画をまとめた。指定2年次として、前年度の成果の精査や取組の継続・維持を行うとともに、放課後の授業準備時間の確保、教材準備の負担軽減など、さらなる改善を推進。今後は、校内プロジェクトチームを中心に、アンケート調査を踏まえた本年度のプロジェクト案、知新版働き方改革手引書を作成する。
実施計画の概要はつぎのとおり。
◆目指す学校の姿
▼目標
▽教職員が心身共に健康を保ち、誇りとやりがいをもって働くことができる環境を整備し、子どもたちに対して効果的で質の高い教育活動を持続的に行う学校
▼成果の検証方法
▽働き方改革手引『Road』から、業務効率化の観点を踏まえた新たな業務改善を4点以上実施できたか確認する
◆推進校の必須取組
※コミュニティ・スクール導入の学校
【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ取り組むことが可能なものを主体的に実施】
▼具体的な取組
▽校務支援システム「スズキ校務」を活用した学校評価
▽各学年教材のデータベース化
▽生徒指導事例のデータベース化(スズキ校務の活用)
▽年休取得(「記念日年休」の実施)
▽学校行事の見直し
▼到達目標
▽4つのプロジェクトチームにおいて、手引に掲げる取組の中から、4点以上の業務改善を実施する
【すべての教員の毎月の在校等時間を客観的に計測・記録】
▼具体的な取組
▽出退勤シート=客観的に計測された時刻を毎日確認することによって、自身の勤務時間を把握する
▽自分マネジメントボード(出退勤ボード)=毎日、出勤時には退勤時刻を、退勤時には出勤時刻を決めて、名札をボードに掲示することによって、目標に合わせた業務を行う
▼到達目標
▽1ヵ月の時間外勤務時間を45時間以内にする
【手引に掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組を含む)】
▼具体的な取組
▽働き方改革で学んだ手法を研修に取り入れる
本校の研修活動においても、子どもたちに対して効果的な教育活動を持続的に推進するという観点から、校内研究体制を見直し、日常授業の改善を確立する。
▼到達目標
▽アンケートにおける新方式研修の満足度80%以上
◆推進校の選択取組
【学校行事の精選や見直しの取組】
▼具体的な取組
▽各分掌において、精選や見直しができる教育活動がないか協議する
▼到達目標
▽各分掌において学校行事の精選や見直しを行う
【学校の組織運営に関する見直し 学校に設置されている委員会等について、合同設置や構成員の統一】
▼具体的な取組
▽働き方改革推進委員会のメンバーを中心に、特別委員会等の見直しを実施する
▼到達目標
▽特別委員会の内容や人員を鑑みて、委員会の統廃合を検討する
◆推進校における事業スケジュール
▼4月
▽働き方方針提示
▽手引『Road』の理解
▼5月
▽第1回推進委員会
▽アンケート調査
▼6月
▽第2回推進委員会
▽キックオフミーティング開催
▽プロジェクトチーム活動開始(4チーム)
▼7月
▽第3回推進委員会
▽長期休業中の環境整備
▼8月
▽第4回推進委員会
▽知新版働き方改革手引書の企画
▼9月
▽中間報告会(各プロジェクト提案)
▼10月
▽第5回推進委員会
▽新規プロジェクトチーム活動開始
▼11月
▽第6回推進委員会
▼12月
▽第7回推進委員会
▽長期休業中の環境整備
▽知新版働き方改革手引書の作成
▼3年1月
▽第8回推進委員会
▼2月
▽第9回推進委員会
▽最終報告会(各プロジェクト提案)
▼3月
▽第10回推進委員会
▽本年度の成果と課題の共有
▽知新版働き方改革手引書の完成
(学校 2020-07-15付)
その他の記事( 学校)
釧路市中央小 くまのがっこう 新たな本の世界配信 オンラインで読み聞かせ
【釧路発】釧路市立中央小学校(藤島稔弘校長)は9日、読み聞かせボランティアの会「くまのがっこう」によるウェブ会議システムZoomを活用した絵本の読み聞かせを行った。ボランティア会員が視聴覚...(2020-07-20) 全て読む
グラウンド除雪等に謝意 地元建設業者へ留萌高
【留萌発】留萌高校(間義浩校長)は6月下旬、同校で市内の堀松建設工業㈱(堀松一郎社長)の社会貢献活動に対する感謝状贈呈式を行った。3月に行われた同校グラウンドおよび駐車場の除雪・雪割り作業...(2020-07-20) 全て読む
道教委 小中一貫教育サポート 中学校の学びをイメージ 岩内第一中教諭 岩内東小乗り入れ授業
【小樽発】道教委の学力向上事業「小中一貫教育サポート事業」の指定地域・岩内町で9年間の義務教育を見据え、中学校の教諭による専門性を生かした小学校乗り入れ授業が始まった。14日には岩内第一中...(2020-07-20) 全て読む
地域留学推進のための高校魅力化 鵡川高 3年度受入へ取組開始 むかわ学など充実目指す
【室蘭発】鵡川高校(三村素道校長)は6月下旬、校内で高校魅力化コンソーシアム設立総会・第1回運営委員会を開いた。教職員をはじめ、むかわ町の竹中善之町長、北海道大学総合博物館の小林快次教授...(2020-07-17) 全て読む
マスク着用し感染防止 虻田高へ 伊達の建設業者
【室蘭発】虻田高校(廣川雅之校長)は6月下旬、伊達市の北紘建設㈱からマスク100枚の寄贈を受けた。生徒会長の菅芳樹君がマスクを受け取り、「身近な人の命を守るためにもマスクを着用し、感染防止...(2020-07-17) 全て読む
道教委 高校OPENプロジェクト つべつ学充実へ議論 津別高が地域みらい連携会議
【網走発】道教委「高校OPENプロジェクト」研究指定校の津別高校(南俊明校長)は10日、同校で令和2年度第1回地域みらい連携会議を開いた。地域みらい連携委員や同校の教員など12人が出席。ウ...(2020-07-15) 全て読む
池田高が不法投棄防止啓発活動 利別川の環境守る! 帯広開建などと合同で
【帯広発】池田高校(古市俊章校長)は3日、音更町内の㈱北開水工コンサルタント、開発局帯広開発建設部(=帯広開建)と合同で、ごみ不法投棄防止の啓発活動と河川清掃活動を実施した。ボランティア部...(2020-07-14) 全て読む
文科省 遠隔教育システム実証校 幌延中と附属函館中に 授業公開や企業見学など
幌延町立幌延中学校(小野篤夫校長)と道教育大学附属函館中学校(中村吉秀校長)は、文部科学省「遠隔教育システム導入実証研究事業」の本年度実証校に決定した。幌延中は、道立高校教員や民族共生象徴...(2020-07-14) 全て読む
気持ちよく走り回って 建設業者がグラウンド整備 旭川市知新小
【旭川発】旭川市立知新小学校(千葉昌之校長)は4日、市内の建設会社・㈱花本建設(花本金行社長)の地域貢献活動の一環としてグラウンド整備の奉仕活動を受けた。同社作業員8人が児童が安全に遊ぶこ...(2020-07-14) 全て読む
校地整備等で感謝状 美唄尚栄高が地元建設業者へ
【岩見沢発】美唄尚栄高校(家近昭彦校長)は6月中旬、地元の建設業者の地域貢献活動や寄付に対する感謝状贈呈式を開いた。グラウンド・テニスコートの整備を行った㈱北有建設、校章付き垂れ幕と防災ヘ...(2020-07-13) 全て読む