旭川市中学校連盟が代替大会開催 10種目で成果発表の場 入場制限など対策徹底し
(関係団体 2020-07-20付)

 【旭川発】旭川市中学校連盟(菅藤真由美会長)は、各競技団体と連携して、新型コロナウイルス感染症防止のため中止となった中連夏季体育大会の代替大会を開催する。7~8月の期間中、当初から開催予定だった陸上とサッカーの大会を含め、軟式野球、バドミントン、バレーボール、バスケットボールなど10種目すべてで実施。交流会や親睦大会などと銘打ち、感染症対策を講じながら、中学3年生を中心とした運動部の成果の発表の場を提供する。

 新型コロナウイルス感染症の影響で全国中学校体育大会が中止となったことを受け、全道大会も中止に。同時に各地区でも自粛が要請されたことから、協議の結果、旭川市内も地区大会の中止を決定した。

 しかし、特に中学3年生の発表の場として思い出に残る大会を提供したいとの思いから、代替大会の開催を模索。体育部が中心となって各競技団体や市教委と連携を図りながら、準備を進めてきた。

 大会開催に至るまでは、各種ガイドラインを踏まえつつ、段階的に部活動練習や学校間の交流試合などを再開。また、大会時の保護者の応援については、入場制限や距離の保持、声援ではなく拍手を送るなど、安全な観戦への協力を事前に呼びかけている。

 大会競技は、軟式野球、バドミントン、バレーボール、バスケットボール、ソフトテニス、卓球、剣道、柔道に加え、年度当初から開催を予定していた陸上、サッカーを含めて10種目すべて。

 すでに11日に行われたソフトテニス、卓球を皮切りに、交流会や親睦大会などと銘打って8月30日までの期間中に開かれる。

 各大会の優勝者等に市教委から教育長賞が贈られるほか、A―bank旭川から参加記念品の提供やアスリートが訪問し、試合開始前の激励や始球式などのイベントを行うなど、大会が盛り上がるよう協力する。

 連盟は「いろいろな人の協力をいただいて開催できることに感謝している。例年と同様の形式ではないが、生徒たちの将来に生かせる大会にしたい」としている。

 秋には合唱や吹奏楽など、文化部の発表会開催に向けた準備も進めている。

 種目と大会名、日程はつぎのとおり。

▼軟式野球「旭川市中学校軟式野球Memorial交流会」=7月25日、8月1~2日

▼バドミントン「令和2年3年生引退記念バドミントン大会」=8月1日

▼バレーボール「中学校バレーボールスマイルリーグ2020~3年生親睦交流会」=7月18日(開催済)、26日

▼バスケットボール「U15バスケットボール選手権大会旭川地区予選会」=8月22~23日、29~30日

▼ソフトテニス「中指協王座決定ソフトテニス親睦大会」=7月11日(開催済)、25日

▼卓球「旭川市内中学校卓球部3年生親睦交流会」=7月11~12日(開催済)

▼剣道「旭川市中学校剣道交流会」=8月1日

▼柔道「旭川市中学校柔道合同練習会」=8月30日

※陸上(7月4日、11~12日)、サッカー(7月18日)は、年度当初から予定していた大会を開催済

(関係団体 2020-07-20付)

その他の記事( 関係団体)

旭川市小学校長会と中学校長会 不祥事根絶や意識改革 コンプライアンス推進委設立

 【旭川発】旭川市小学校長会(橋本彰会長)と旭川市中学校長会(田中義彦会長)は、旭川市小・中学校コンプライアンス推進委員会を設立した。不祥事根絶プログラムの企画、教職員の意識改革や自覚を促す...

(2020-07-30)  全て読む

感染症と向き合う学校を 定期大会で本年度方針 道高教組

道高教組定期総会  道高教組(尾張聡中央執行委員長)は24日、札幌市教育文化会館で第122回定期大会を開き、2020年度運動方針を決めた。新型コロナウイルス感染症と向き合いながら、子どもの「いま」から始める学...

(2020-07-30)  全て読む

職場の声から要求を 道高教組定期大会で尾張中央執行委員長あいさつ

尾張執行委員長尾張聡  道高教組第122回定期大会における、尾張聡中央執行委員長のあいさつ概要はつぎのとおり。  この大会の議論の中心は、「新型コロナウイルスでの社会と学校の混乱の渦中にあって、その先に何をみる...

(2020-07-30)  全て読む

1年単位の変形労働時間制 条例制定反対を表明 道高教組・道教組が道教委に

 道高教組(尾張聡中央執行委員長)と道教組(川村安浩執行委員長)は17日、道教委に対して「1年単位の変形労働時間制」を導入するための条例制定に関する要請書を提出し、条例制定を行わないよう求め...

(2020-07-30)  全て読む

北教組 勤務条件改善交渉に向け 9月 勤務記録精査へ 給特法適用教職員が対象

 北教組(木下真一中央執行委員長)は9月、勤務時間の記録の精査に取り組む。給特法適用となる教職員を対象に、「超勤時間」「休憩時間の業務時間」「持ち帰り業務時間」を精査。結果をもとに、勤務条件...

(2020-07-22)  全て読む

網走地方教育研修センター ウェブ会議の利用体験 ミニ研修に管内教諭24人

教育研修センターZoom利用体験  【網走発】網走地方教育研修センターは15・16日、ウェブ会議システムZoom利用体験ミニ研修を開いた。オホーツク管内小・中学校の教諭など2日間で合わせて24人が実際にZoomを使って参加。...

(2020-07-20)  全て読む

地区校長会2年度事業計画等㉑ 根室管内小中学校校長会

◆運営方針  教育をめぐる諸情勢を的確にとらえるとともに、校長の抱える問題を組織として共有化を図り、その解決に向けた情報提供や解決策の提案に努める。  信頼される公教育の確立を図るととも...

(2020-07-17)  全て読む

道エネルギー環境教育研究委員会 新委員長に田口校長 来年2月 全体研修会計画

 道エネルギー環境教育研究委員会は、令和2年度役員などを決定した。新委員長には、札幌市立豊平小学校の田口拓也校長を選出。また、来年2月に全体研修会を計画するなど事業計画を決めた。  新型コ...

(2020-07-17)  全て読む

地区校長会2年度事業計画等⑳ 釧路校長会

◆運営方針 ▼校長としての経営ビジョンを明確に示し、その職責の重さを自覚して「釧路の風土に根ざす学校づくり」の経営感覚を磨き、その実践力を高めるために職能の向上に努め、諸課題を解決する ...

(2020-07-16)  全て読む

8月28日に研究大会 道研連 オンラインで

 道教育研究所連盟(=道研連、鈴木淳委員長)は、8月28日午前10時30分からウェブ会議システムZoomを用いて第75回道教育研究所連盟研究発表大会(上川大会)・第62回全国教育研究所連盟北...

(2020-07-16)  全て読む