檜山局　学校教育指導訪問を見直し　オンラインで状況確認　効果的話し合いで指導充実

（道・道教委 2020-08-06付）

資料などを共有しながら協議した

　【函館発】檜山教育局は、これまでの学校教育指導訪問の方法を見直し、「遠隔コンサルテーション」を開始した。小・中学校への計画訪問前後に実施している管理職との協議や授業の進め方に関する話し合いのほか、計画訪問後の授業改善の状況確認などをオンラインで行うもの。檜山局は、より効果的な協議を学校と進め、学力向上や生徒指導の充実につながることを期待している。

　檜山局は前年度から、道庁・各振興局と道内の全市町村を専用のインターネット回線で結ぶ「地域をつなげるネットワーク」と、ほっかいどうスクールネットを活用したオンラインによる研修・相談体制を整備。ウェブカメラを使用したビデオチャットで、指導助言したり、教職員と意見を交わしたりしてきた。

　これまでの取組の成果やシステムを生かし、小・中学校への計画訪問前の管理職との協議などを、地域をつなげるネットワークのほか、ウェブ会議システムＺｏｏｍやインターネット電話Ｓｋｙｐｅなどを活用して行うこととした。

　７月２０日から３１日にかけて、機材等が整備されている学校で１回目のコンサルテーションを実施。機材の整備等が間に合わなかった学校もあったが、環境の整備が整い次第、オンラインによるコンサルテーションに切り替えていく。

　２回目のコンサルテーションは、学校の計画訪問を終えたあと、２ヵ月後に実施する予定。

　檜山局は「これまでは、計画訪問前に電話対応や資料を提供してもらうことがあった。実際に顔を見て、意見を交わすことで、互いの理解が深まると思う」と話している。

(道・道教委 2020-08-06付)