道研　新しい研修の方向性　オンラインなど５様式　対面型も安全・安心確保

（道・道教委 2020-08-06付）

　道立教育研究所は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点を踏まえた今後の研修の方向性を示す「新しい研修様式」をまとめた。教員が自校にいながら研修できるよう、オンラインを活用したオンデマンド研修、遠隔研修、紙上研修を含む５様式で展開。集合型研修、分散型研修などの対面型の研修は、道研独自に作成した感染防止ガイドラインのもと対策を徹底し、安全・安心を担保する。

　道研は、これまで１会場に参加者が集まる集合型の研修を開催。講義や演習、グループワークなどの対面形式で行ってきた。本年度の研修は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点や、研修のより一層の質的向上を図ることなどを目的に新しい研修様式によって行うこととした。

　新しい研修様式は、①集合型研修②分散型研修③オンデマンド研修④遠隔研修⑤紙上研修―の５つ。

　①と②は、道研独自の感染防止ガイドラインに基づく対策を徹底して開催する。③と④はＩＣＴを活用し、自校にいながら研修を受講することが可能。本道の広域性や働き方改革を踏まえ、研修会場までの移動時間を軽減する。

　新しい研修様式は、企画・研修部の濱本有未代研究主幹と総務部の佐藤佳太朗主事が中心に作成。濱本研究主幹は「多くの教員に学びを止めない環境を提供していきたい」、佐藤主事は「広域な本道の教員がより参加しやすい研修を提供していきたい」と話している。

(道・道教委 2020-08-06付)