空知局　リモート学習推進研修会　心理・健康のケア重要に　月形中・紺谷教諭講師務め

（道・道教委 2020-08-07付）

オンラインで８２人が参加した

　【岩見沢発】空知教育局は７月２８日、月形町立月形中学校（河戸悟校長）でリモート学習推進にかかる研修会を開いた。小・中学校教職員と市町教委職員８２人が参加。月形中の紺谷正樹教諭が講師を務め、ＩＣＴの効果的な活用方法や、生徒の心理面・健康面のケアの重要性などを説いた。

　研修会は、ＩＣＴを活用した家庭学習支援や、教室以外でのＩＣＴ活用の実施方法および指導方法にかかる理解を深めることを目的としている。

　講師の紺谷教諭が在籍する月形中を会場に、管内の市町教委や学校６３地点をウェブ会議システムでつなぎ、開催した。

　紺谷教諭は、ＩＣＴを活用した家庭学習支援について「動画配信は何回も再生できる。自分の視聴したい速度で閲覧できる」と利点を伝えた。

　キーボードの入力が難しい児童に対しては、アプリケーションをインストールすることで、タブレットペンや音声入力の機能が使えることを説明。また、既存のオンラインサービスを紹介し、活用を呼びかけた。

　留意点として、児童生徒の心理面・健康面をケアし、安心感を与える大切さのほか、著作権・個人情報の取扱いについて「賠償問題に発展しやすいので注意を」と訴えた。

　このあと、事前に募集していた質問に紺谷教諭が回答。リモート機器の基本的な使用方法から効果的な活用方法まで解説した。

(道・道教委 2020-08-07付)