興部高１年　ＣＳの取組　コロナ感染予防を啓発　ポスター作成し配布

（コロナウイルス関連 2020-08-07付）

　【網走発】興部高校（大橋一夫校長）は、１年生が「社会と情報」の授業で作成した新型コロナウイルス感染症予防啓発ポスターを、興部町内の小・中学校をはじめとする各関係機関に配布した。コミュニティ・スクール（ＣＳ）の取組として地域に呼びかけて実施したもの。７月２８日に訪問した沙留小学校では、鈴木菜月さん、柄澤千華さん、池川あいらさんの３人が井上暁博校長にポスターを手渡し、活用を呼びかけた。

　同校は、前年度からＣＳを導入している。２年目となる本年度は、「興部高生のコミュニケーション力向上」を目標に掲げ、地域の人々とかかわる機会を多く設定する方針だ。

　機能的な組織運営が図られるよう、新たに校外コーディネーターを配置。校内コーディネーターと２人体制で連携し、地域との調整などを担っている。

　今回のポスター配布の取組も、ＣＳを通して地域の各関係機関に呼びかけて実現した。

　ポスターは、町内の１７施設に配布。うち、興部小学校、興部中学校、沙留小、沙留保育所、はまなす幼稚園、興部保育所は、７月２７～３０日にかけて生徒たちが訪問して手渡した。

　沙留小では、鈴木さん、柄澤さん、池川さんがそれぞれ作成したポスター計３種類を井上校長に贈呈した。

　鈴木さんが作成したのは、マスクの着用や距離をとっての会話、手洗い・うがいといった基本的な対策を呼びかけるもの。柄澤さんは手洗いの大切さ、池川さんは３密回避を訴えるポスターをデザインした。

　井上校長は「子どもたちに視覚で訴えることができ、有効なもの」と謝意を示した。また、「高校とつながる機会がなかなかなかったので、このような機会を広げたい」と話した。

(コロナウイルス関連 2020-08-07付)