根室局ほか　デジタル寺子屋　リモートで放課後学習　小５・６年対象に全１１回

（道・道教委 2020-08-26付）

　【釧路発】根室教育局と羅臼町教委は、２８日に「らうすデジタル寺子屋」をスタートさせる。町内の小学５・６年生を対象に、放課後学習サポートをリモートで行うもの。１１月上旬までに全１１回開催する予定となっている。講師は道教育大学釧路校の院生・学生が務め、算数を指導する。新型コロナウイルス感染症の再拡大による休校に備え、リモート学習に慣れさせるとともに、家庭での学習習慣の定着を目指す。

　デジタル寺子屋は、道教委の地域協働型オンライン学習導入プロジェクトの一環。本年度新たに始めた事業で、羅臼町を含む道内７市町村での実施が予定されている。

　らうすデジタル寺子屋は、春松小学校と羅臼小学校の５・６年生を対象に行う。講師は、道教育大釧路校で教職を志望する院生２人、学生数人が務め、算数の復習的内容を指導する。

　１１月上旬までに全１１回予定。各小学校と道教育大釧路校をウェブ会議システムZoomで結び、遠隔で学習をサポートする。

　初回の２８日は春松小６年生を対象に行う。以降、春松小５年生、羅臼小６年生、羅臼小５年生と、４回目までは学校・学年ごとに行い、リモート学習に慣れてもらうことに重点を置く。そのため、根室局の吉光寺勝己社会教育指導班主査が各小学校で児童にパソコンやＺｏｏｍの使い方を指導。併せて、地域住民による学習サポーターに運営の在り方などを伝える。

　５回目以降の実施方法は未定だが、１～４回目の運営がスムーズにいけば、春松小、羅臼小の２会場同時開催を検討。できるだけ受講機会を増やし、子どもたちの学習習慣定着等につなげたい考えだ。

(道・道教委 2020-08-26付)