道教委とＮＴＴドコモ道支社　ＩＣＴ活用等で協定　９月から関連事業展開

（道・道教委 2020-08-26付）

小玉教育長（左）と櫻井支社長

　道教委と㈱ＮＴＴドコモ北海道支社は２１日、道庁別館でＩＣＴを活用した教育の推進に関する連携協定を締結した。協力事項は「ＩＣＴを活用した授業や家庭学習の支援」など３事項。道教委の小玉俊宏教育長、NTTドコモ北海道支社の櫻井俊明支社長が協定書を交わした。これに基づき、道教委は札幌北高校をモデル校に９月から学びの質を高めるＩＣＴ活用パートナーシップ事業を展開する。＝２４日付１面既報＝

　両者が連携・協力してＩＣＴを最大限に活用し、これまでの教育実践の蓄積とＩＣＴの融合を通じて主体的・対話的で深い学びの実現、授業と家庭学習を連動させた新しい学習スタイルの推進、非常時でも学びを継続する環境の構築に取り組むことがねらい。

　協力事項は「ＩＣＴの環境整備」「ＩＣＴを活用した授業や家庭学習の支援」「このほか連携協定の目的を達成するために必要な事項」。

　道教委は学校などの研究フィールドの提供、ICTを効果的に活用した実践事例の情報収集と提供、事業成果の道内への普及や学校における取組を推進。

　ＮＴＴドコモ北海道支社は、LTE回線や端末の提供、クラウドサービスの利用方法の提案や効果の検証、先進事例の共有、ICT活用に向けた各種施策の企画・実施を行う。

　道教委は９月から、ＬＴＥ回線を利用できるノートパソコン８０台の貸与を受け、学びの質を高めるＩＣＴ活用パートナーシップ事業を開始。札幌北高をモデル校に、ＩＣＴによる授業やクラウドサービスを活用した探究的な学習などに取り組む。

(道・道教委 2020-08-26付)