美唄市教委　アクション・プラン　超過勤務上限　月４５時間　改定し目標見直し

（市町村 2020-08-31付）

　【岩見沢発】美唄市教委は、教職員の働き方改革アクション・プランを改定した。教職員の超過勤務の上限を１ヵ月当たり４５時間、１年間当たり３６０時間と見直し、部活動の休養日を週当たり２日以上設定、活動時間は平日２時間程度、学校休業日３時間程度と設定した。

　計画は、道教委の学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」を踏まえ、教職員が健康でやりがいをもって働くことのできる教育環境を整え、子どもたちと向き合う時間を確保するため、平成３０年６月に策定した。計画期間は本年度までの３年間。

　昨年８月に策定した市の部活動の在り方に関する方針や、ことし４月に策定した市立学校管理規則において、教職員の在校等時間の上限を定めたことから、目標の見直し、教職員の在校等時間の上限の取組項目を明示するなどの改定を行った。

　目標は「教育職員の在校等時間から所定の勤務時間を減じた時間を１ヵ月４５時間以内、１年間３６０時間以内とする」。働き方改革を進めるため、２年度末に目指す指標を「部活動休養日を完全に実施している部活動の割合」「変形労働時間制を活用している学校の割合」「定時退勤日を月２回以上実施している学校の割合」「学校閉庁日を年９日以上実施している学校の割合」のすべてで１００％を掲げた。

　部活動指導にかかわる負担軽減については、週当たり２日以上（平日と土日それぞれ少なくとも１日以上）と学校閉庁日の休養日を設定。活動時間については、長くとも平日２時間程度、学校休業日３時間程度とした。

(市町村 2020-08-31付)