札幌市教委まとめ 元年度給食費 未納額減 率は微増 手引きなど活用し対策徹底(市町村 2020-09-01付)
札幌市教委は、令和元年度学校給食費未納状況をまとめた。小・中学校全体の未納額は3442万4883円で、前年度より18万8687円減少。未納率は0・52%で0・04ポイント増加した。市教委は、今後も『学校給食費未納対策の手引き』の活用を呼びかけるなど、引き続き、給食費未納対策の徹底に取り組んでいくこととしている。
市教委は、給食費の未納対策の諸問題に関する調査研究を行うため、平成19年3月に給食費未納対策検討委員会を発足。20年2月に『学校給食費未納対策の手引き』を発行し、給食費未納改善に向けた取組を進めている。
手引きでは、各校で効果が上がっている取組を紹介。各校は手引きを活用し、未納者に対して文書や電話、訪問などの督促を行っている。
23年度には手引きを一部改訂。全保護者を対象に給食費等の納入に関する同意書の提出を求めるとともに、支払い能力があるにもかかわらず支払わない保護者に対しては、法的措置を視野に入れた対応も検討していくこととしている。
元年度の小・中学校における給食費総額は、66億5647万4938円。小・中学校全体の未納率は0・52%で前年度より0・04ポイント増加。
未納額は、3442万4883円で18万8687円減少した。
内訳をみると、小学校の未納額は、1633万3138円。未納率は0・03ポイント増の0・38%だった。
中学校の未納額は、1809万1745円。未納率は0・03ポイント増の0・77%となった。
市教委は「今後も給食費未納対策の手引きなどを活用し、引き続き未納対策の徹底に取り組んでいく」としている。
(市町村 2020-09-01付)
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