鷹栖町教委 高校生プロジェクト始動 やりたいことをやってみる 愛着心高め、未来考えるきっかけに(市町村 2020-09-04付)
第1回目の会合では自己紹介や意見交流を行った
【旭川発】鷹栖町教委は、新たに「高校生プロジェクト」事業を始動した。道教委による地方創生塾の一環で、町在住高校生や鷹栖高校在校生の「やりたいことをやってみる」をコンセプトに活動。ふるさとへの愛着心を高めるとともに、未来を考えるきっかけづくりとする。皮切りとなった8月22日の会合では、参加高校生らが地域への思いや今後やってみたいことなどを自由に交流した。
道教委による道民カレッジほっかいどう学地方創生塾の一環。地域の様々な機関や住民らとの連携によってワークショップや講演などを通して、地域活動やまちづくりに貢献する人材を育成し、地域の活性化に寄与することをねらう。鷹栖町は、本年度から実施自治体の1つに追加された。
広い世代の「ふるさと教育」に町の重点を置く中で、これまで高校生世代を対象とした事業を展開できていなかったことから高校生プロジェクトを企画。
町在住の高校生や鷹栖高在校生を対象とし、取組内容は参加高校生の主体的な思いを踏まえ、「やりたいことをやってみる」をコンセプトに決めていく。
同世代のつながりや仲間意識を向上させ、ふるさと鷹栖への愛着心を高めることがねらい。自分や鷹栖の未来を考えるきっかけづくりとする。
また、新型コロナウイルス感染による高校生への影響にも配慮。学校の休業や活動の縮小、地域イベント中止などが相次ぐ中、仲間と集ってストレスを発散できる場を提供することで、将来や社会への不安解消や、自己肯定感向上への一助とする。
全道各地で若者が主体的に参加する地域づくりを展開する、NPO法人ezorock代表理事の草野竹史さんが講師を務める。
8月22日に鷹栖地区住民センターで行われた初会合には、町在住高校生や鷹栖高生5人が参加。草野さんの進行で自己紹介や事業概要を確認したほか、グループに分かれ意見交換した。町教委や道の職員も交え、参加理由や地域への思い、やってみたいことなどを自由に交流した。
今後の活動スケジュールは、メンバーの生徒と調整して決定。2回目は10月に予定しており、活動内容を具体化していく。
(市町村 2020-09-04付)
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