鹿部町 独自に家庭学習用端末 町内全小中生分260台 オンデマンド授業閲覧可能
(市町村 2020-09-07付)

 【函館発】鹿部町は、家庭学習用として活用するためのタブレット端末の整備を進めている。町独自の取組で、対象は小・中学校の全児童生徒分の260台。小学4~6年生と中学生の端末では、オンデマンド授業が閲覧できるようにする。今後、臨時休業時におけるオンライン・オンデマンド学習での活用方法などを検討していく。

 鹿部町は、国のGIGAスクール構想に基づく1人1台の端末整備と学校のネットワーク環境整備に向け、本年度当初予算と補正予算で合計4165万円を措置。年度内に整備を完了するとともに、より有効に活用するために教員の研修も進めていく。

 一方で、今後も新型コロナウイルス感染症による臨時休業の可能性があることを踏まえ、GIGAスクール構想とは別に、児童生徒の学習機会を確保するために家庭学習用のタブレット端末を配備。

 1人1台分をそろえて貸与し、基礎学力の向上を目的としたオンライン学習の環境を整える。

 整備台数は、小・中学校全児童生徒分260台。管理システムを通して児童生徒に学習課題を配布することができるほか、小学4年生から中学3年生用の端末ではオンデマンド授業の閲覧が可能となる。

 このほか、インターネット環境がない家庭に貸し出すためのモバイルルーター55台を整備する。

 現在、町教委と各学校が貸与と使用に関するルールを協議。

 各校は使用方法の指導内容も整理していくが、これらの完了後、各家庭への貸与を開始する。

(市町村 2020-09-07付)

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