札幌市内小中学生の食物アレルギー本年度状況 13% 1万7716人 市教委まとめ
(市町村 2020-09-03付)

 札幌市教委は、本年度の学校給食における食物アレルギーの対応状況をまとめた。食物アレルギー症状のある小中学生は、1万7716人で、全体の13・3%を占めた。アレルギーの原因となる食材は、小中学生いずれも果物が最も多く、卵、魚卵と続いた。

 小・中学校における食物アレルギー症状のある児童生徒の割合は、小学校が1万1252人で12・6%、中学校は6464人で14・9%。前年度より小学校で0・5ポイント、中学校で0・2ポイント増加した。

 原因の食材を多い順にみると、小中学生いずれも果物、卵、魚卵と続いている。中でも果物は中学生におけるアレルギー症状をもつ生徒の半数以上を占めている。

 学校給食での対応として、給食で使用している食材について情報提供している小学生は2101人(2・3%)、中学生は907人(2・1%)。

 献立内容によって主食や副食を持参している小学生は1435人(1・6%)、中学生は544人(1・3%)だった。

 除去食の対応をしている小学生は892人(1・0%)、中学生は283人(0・7%)だった。

 牛乳アレルギーで飲用を中止している小学生は571人(0・6%)、中学生は283人(0・7%)。過度の症状があり、毎日弁当を持参している小学生は91人(0・1%)、中学生は28人(0・1%)だった。

(市町村 2020-09-03付)

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