ＯＢの建設業若手経営者が講義　地元十勝の魅力再確認　帯広北高で出前講座開く

（学校 2020-09-03付）

１年生２２０人が参加した

　【帯広発】帯広北高校（奥野淳一校長）で８月２６日、建設業の若手経営者で組織する帯広二建会（萩原一宏代表幹事）による出前講座が開かれた。１年生約２２０人が参加。二建会から同校の卒業生で㈱ネクサスの曽根啓介社長が講師を務め十勝の魅力や建設業のやりがいなどを伝えた。

　帯広二建会は、令和元年度から人材確保の取組の一環として、管内の全公私立高校を対象とした出前講座を展開。本年度は帯広北高が第１回目となる。

　この日、帯広二建会からネクサスの曽根社長と村上土建開発工業㈱の村上亙社長が来校。同校の卒業生である曽根社長が１年生約２２０人を前にプレゼンテーションした。

　曽根社長は十勝の魅力について、２０１０～１９年の間に農畜産物の農協取扱高や観光入込客数が大きく伸びていることを示し、「非常に元気があり、住みやすい地域」と紹介。

　また、十勝地域を支える建設業の役割について「農産物を運んだり観光客が移動するための道路や港、空港をつくったり、ホテルや道の駅などの建物の建設にも携わっている」と説明。平成２８年の台風災害時には、いち早く駆け付け復旧作業に当たったことを伝え「人々の暮らしを支え、守るのが建設業の仕事」と説いた。

　十勝で働くことの魅力について、「大都市と比べ人口が少ない分、活躍する機会が多く、得られる経験が多い」「責任ある仕事を任されやすく、自分の力で会社や地域を変えられる可能性が高い」と伝えた。

　最後に、「コロナをはじめ大変な時代にあるが、くじけることがあっても前を向いて立ち上がり、十勝の発展のために活躍してほしい」とエールを送った。

(学校 2020-09-03付)