余市養護しりべし学園分校　配管・電気に興味津々　校舎大規模改造現場を見学

（学校 2020-09-04付）

普段目にすることのない貴重な機会となった

　【小樽発】余市養護学校（辻山しのぶ校長）しりべし学園分校は６月下旬と７月上旬の２日間、校舎大規模改造第２期工事現場を見学した。小学部児童が対象。児童は、普段目にすることのない配管や電気工事の現場で、積極的に質問するなど興味・関心を深めていた。

　この行事は、前年度に引き続き今回が２回目。工事を請け負う北海道三建サービス工事㈱と㈱共和電工の協力で実現した。

　配管工事では、校舎内のオープンスペースで工事に使用している切断機を使い、配管を切断したり、手際よく組み立てたりする様子を見学。「配管工のお仕事ってなあに？」と題し、クイズで興味をもたせながら体験授業を行った。

　児童は、初めて見る配管の切断機に興味津々。実際に完成した配管を触り、「結構重いんだね」などと感想を口にしていた。

　電気工事では、教室の照明器具を交換する作業を見学。照明器具を外した天井裏を見て、多くの配管があることに驚いた表情を浮かべていた。

　児童から、「電気はどこから来るの」などと次々に質問が。工事終了後、照明器具がＬＥＤに交換され明るくなった教室に「前より明るい。よく見える」と、その変化を実感した。

　西田裕一教頭は「校外の工場見学などに行くことが難しい中、自分たちの校舎の大規模改造工事を利用し、授業につなげることができてよかった」と話していた。

(学校 2020-09-04付)