文科省　感染症対策・学習保障等支援　道内交付額は２５億円　９月下旬　第２回交付予定

（国 2020-09-16付）

　文部科学省の「学校再開に伴う感染症対策・学習保障等にかかる支援事業」の道内公立・私立学校における第１回交付額は２５億１４００万円となった。公立学校は、道、札幌市を含むすべての自治体が対象となり、交付額は計２４億円。私立学校は７１校で１億１４００万円となった。第２回交付決定は今月下旬を予定している。

　事業は、感染症対策を徹底しながら児童生徒の学習を保障する新たな試みを実施するに当たり、校長の判断で迅速・柔軟に対応できるよう、学校教育活動の再開を支援する経費を補助するもの。

　１校当たりの学校の補助上限額は児童生徒数で異なり、道内小・中学校は１００～２００万円、高校は１５０～２５０万円、特別支援学校は２５０万円となっている。

　感染症対策は、消毒液や非接触型体温計など保健衛生用品、サーモグラフィー、３密対策として、換気のためのサーキュレーターの購入、校舎の消毒に必要な経費などが対象。

　学習保障は、家庭学習の教材購入や学校電話機の増設、空き教室を活用して授業をする際に必要となる備品の購入などが対象となる。

　文科省によると、８月上旬に交付決定した第１回目の交付額は、道と札幌市を含む１７９市町村で２４億４４３６万円。私立学校は７１校で１億１４０１万円だった。

　第２回目の交付は今月下旬に決定する予定で、学校設置者を通じて各学校に予算を配分する。

(国 2020-09-16付)