石狩管内小中学校長会　主体的・適切な判断を　Ａブロック研でコロナ対応報告

（コロナウイルス関連 2020-09-17付）

３密回避のため３分科会で開催した

　石狩管内小中学校長会（出村好孝会長）は８日、北広島市内の芸術文化ホールでＡブロック校長研修会を開いた。新型コロナウイルス対応にかかわる教育課程の再編成、課題について各市の状況を報告。臨時休校時を振り返り、緊急時の校内体制の整備や、効果的にオンラインを活用するための全教職員への研修の必要性が挙がった。

　研修会は、学校経営における今日的な課題や実践課題について研修および交流を深め、会員相互の連携を図るとともに、校長としての職能と資質の向上を図ることが目的。千歳市・恵庭市・北広島市内の小・中学校長約５０人が参加。３密を回避するため、３分科会に分け開催した。

　はじめに、鹿野秀一事務局長があいさつ。

　夏休みが終わり、学校行事が本格化することから「各校の校長には学校のリーダーとして、コロナ対策に万全を期して子どもたちのよい思い出となる行事をつくり上げてほしい」と呼びかけた。

　続いて、各市の代表者が新型コロナウイルス感染症対応にかかわる教育課程の再編成、課題について説明。うち、恵庭市からは恵み野小学校の若林晋校長が報告した。ＧＩＧＡスクール構想にかかわる課題として、緊急時の対応を強いられた際の校内体制等の整備や、効果的な授業となるオンラインの活用方法など、全教職員への研修の必要性を挙げた。また、感染リスクの高い学習活動の再開については、校長の主体的かつ適切な判断、積極的なリーダーシップが求められるとした。

(コロナウイルス関連 2020-09-17付)