函館市P連 保護者もルールを 親子の会話を大切に 親ネット3箇条作成
(関係団体 2020-09-23付)

函館市P連メディアルール
各家庭に配布されたリーフレット

 【函館発】函館市PTA連合会(干山毅会長)は、市内の保護者に向けた「親ネット3箇条」を作成した。SNS上でのいじめなど、インターネットやスマートフォンの使用に関する問題が増加傾向にあることを踏まえ、市内の保護者を対象に標語を募集。投票の結果、「話すとき スマホ見ないで 私見て」「離さない スマホするなら 話さない」「もったいない スマホに夢中のその時間 今日の出来事話したら? こどもと一緒に泣き・笑い」の3つが決定した。3箇条は、リーフレットとして学校を通して各家庭に配布したほか、学校にもポスターとして掲示している。

 函館市は、平成30年度に市中学校生徒会協議会が中心となって生徒の意見を盛り込んだ市児童生徒スマホ・ゲーム機等利用宣言を作成。各学校の生徒による意見交換を通して、使用時間や相手への思いやりに関する標語を小学生用と中学生用で3つ示した。

 市P連は、宣言と足並みをそろえ、保護者もインターネット使用上の課題に取り組んでいく必要性が高いことから、「親ネット3箇条」の作成を決定。昨年、各校の保護者を対象に標語を募集した。

 昨年9月で募集は終了。応募された中から役員会で10個の候補を選出し、ことし1月に行われた新年交礼会で約400人の出席者による投票を行った。

 投票の結果、「話すとき スマホ見ないで 私見て」「離さない スマホするなら 話さない」「もったいない スマホに夢中のその時間 今日の出来事話したら? こどもと一緒に泣き・笑い」の3つに決定。3つの標語は、親目線・子ども目線の両方からとらえることのできる内容となっている。

 ネット3箇条の作成を提案した干山会長は、全国大会や全道大会でも、情報教育やネットモラルへの関心が高かったことから「市P連でも対応が必要だと考えていた」と話す。

 その上で、「つくったことはゴールではない。内容を家庭で把握し、子どもと一緒に使用やルールについて考えたり、直接対話でコミュニケーションをとったりするようにしてほしい」と期待している。

(関係団体 2020-09-23付)

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