【解説】８月末少年非行等概況　道警

（解説 2020-09-30付）

　道警本部は、ことし８月末における少年非行等の概況をまとめた。検挙・補導された非行少年は、８月末時点で５５８人（うち女子１０１人）。前年同期と比べ５８人減少した。

　内訳は、刑法犯が４７７人（同８３人）で６９人減、特別法犯が８０人（同１８人）で１２人増加した。

　非行少年に該当しないものの、飲酒、喫煙、深夜はいかいなどを行い、補導された不良行為少年は７９８８人（同２１４２人）で、２０２０人減った。

　刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が３２１人で全体の６７・３％を占める。手口別では、万引きが２１２人（６６％）で最も多かった。

　このほか、粗暴犯６９人、風俗犯１２人、凶悪犯１１人、知能犯４人などとなった。

　学職別では、小学生１００人（２１％）、中学生６１人（１２・８％）、高校生１５６人（３２・７％）。また、その他学生が３４人、有職少年が８７人、無職少年が３９人だった。

　特別法犯で検挙・補導された８０人の法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法１９人、大麻取締法１８人、育成条例７人、軽犯罪法４人、売春防止法３人、覚せい剤取締法１人などとなった。

　薬物乱用少年は２０人で１５人増。内訳は高校生２人、有職少年１０人、無職少年５人、その他学生３人だった。

　少年の福祉を害する福祉犯では、１６１人を検挙。法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が７０人、育成条例が６９人など。

　また、被害に遭った少年は１３８人で、法令別では育成条例が５３人、児童買春・児童ポルノ禁止法が５２人、風俗営業適正化法が２１人などとなった。

　学職別では、小学生５人、中学生３０人、高校生７７人、有識少年１５人、無職少年９人となった。

(解説 2020-09-30付)