道教委 2年度教育功績者表彰 校長、教育長ら9人に栄誉 12月17日 札幌で表彰式
(道・道教委 2020-10-02付)

 道教委の令和2年度道教育功績者表彰受賞者が決まった。佐竹聡氏(函館市立巴中校長)をはじめ、本道の教育の充実・発展に寄与した校長、現・前教育長合わせて9人が栄誉に輝いた。表彰式は12月17日午前11時からホテルライフォート札幌で執り行う。

 本道の教育振興に功績のある教育職員その他の教育関係者を表彰してその功績に報い、教育の振興に寄与するもの。昭和28年度から実施しており、今回で66回目。本年度受賞者9人を含め、受賞者の総数は637人となる。

 受賞者はつぎのとおり(詳細後日掲載)。=敬称略=

▼佐竹聡(函館市立巴中校長)

 道徳教育で優れた教育実践を重ねてその成果を広く発信。道徳教育や開発的生徒指導を中心とした組織的な教育実践を通し、知・徳・体の調和のとれた子どもの育成に優れた成果を上げた。

▼石島孝司(奥尻町教委教育長)

 「小中高連携」を目標に掲げ、学校間の円滑な接続を推進。幼・小・中・高における土曜日の教育支援活動「おくしりチャレンジスクール」など奥尻島を愛する子どもを育成する取組によって、教育環境の基盤を築いた。

▼前田雄(留萌市立留萌小校長)

 算数科教育で児童の興味・関心を高める教材研究を推進。学校力向上に関する総合実践事業の指定校として学び続ける学校のモデルを確立し、他校や地域との連携の強化、教育環境の充実に尽力した。

▼小野寺英治(前豊富町教委教育長)

 「ふるさとを守り育てる人づくり」を目指して豊富町の教育の充実・発展に尽力。稚内北星学園大学との連携による学びの教室事業の実施、特別な支援を必要とする児童生徒への支援体制の改善、放課後の子どもの活動場所の確保などに尽力した。

▼潮田信(北見市立西小学校長)

 道徳の教科化に向けた実践研究を行い、成果を全道に普及。教員の指導力向上に努めた。道へき地・複式教育連盟研究推進委員として複式授業に関する研究を進めた。

▼佐々木淳(北見北斗高校長)

 理科教育における実践研究で生徒一人ひとりの資質・能力の育成に優れた実績を上げ、学校経営では地域の自然観察など特色ある教育課程を編成し、積極的な地域連携を通して教育課題の解決に取り組んだ。

▼久門好行(前浦幌町教委教育長)

 学校・家庭・地域の連携・協働のもと、学園小中一貫CS委員会を編成するなど小中一貫教育を推進。地域人材や環境を活用した「うらほろ」らしい生涯学習の推進を目標とし、浦幌町地域学校協働本部の設置などの環境づくりを推進した。

▼秋保和久(釧路市立幣舞中校長)

 生徒指導の分野で訪問指導、ボランティア活動、陶芸や革細工の制作など多彩な教育活動を実践。日米教育委員会日本フルブライトメモリアル基金主催のプログラムへの参加を通して国際理解教育の推進に努めた。

▼武山昇(釧路町立富原中校長)

 音楽科において後進の育成に力を注ぎ、学校経営においてはあいさつ運動や生徒会活動を通した生徒指導を実践。釧路管内の中学校で初の学校力向上に関する総合実践事業の指定を受け、チーム学校の実現に向けた校内体制の整備・充実に取り組んだ。

(道・道教委 2020-10-02付)

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