道教委　遠隔授業運営協議会　年度当初に人員配置を　雄武高・南茅部高が発表

（道・道教委 2020-10-05付）

遠隔授業にかかわる高校から８０人が参加

　道教委は１日、有朋高校で遠隔授業運営協議会を開いた。令和３年度に設置する仮称・遠隔授業配信拠点の具体的な運用を説明したほか、遠隔授業の受信校である雄武高校、南茅部高校から遠隔授業の実践を発表。システム導入に当たり、年度当初の人員配置や教員間のこまめなコミュニケーションの必要性を示した。

　遠隔授業の配信・受信の充実に向け、関係学校職員による協議などを通して遠隔授業の取組状況や成果と課題について理解を深め、事業の円滑な実施に資することがねらい。遠隔授業にかかわる高校の教頭ら約８０人が参加した。

　開会に当たり、教育環境支援課の髙木順一遠隔授業準備室長があいさつ。

　多様で質の高い学びを地域の小規模校に提供し、ふるさとの発展に貢献する人材の育成を図る遠隔授業の配信拠点設置の目的を踏まえ、遠隔授業の取組に関する情報を共有し、理解を深めてもらうよう呼びかけた。

　続いて、佐藤一昭教育環境支援課長補佐が配信拠点の概要、学校間の連携体制の在り方、具体的な運用について説明。

　つぎに、遠隔授業の受信校である雄武高の志鎌正人教頭と南茅部高の黒田治教頭が教室環境の工夫や教員によるサポート体制などの取組を紹介。システム導入に当たっての配慮事項として、年度当初の人員配置と時間割運営、教員間のこまめなコミュニケーションの必要性などを挙げた。

　このあと、教頭・実務担当者の２グループに分かれて協議。教育課程や教育活動の工夫など魅力ある高校づくり、教育課程の編成や生徒の実態について話し合った。

(道・道教委 2020-10-05付)