道教委　第１回ＳＳＷ連絡協議会　コロナ禍対応策を探る　北星学園大の大友准教授招く

（道・道教委 2020-10-05付）

Ｚｏｏｍで全道の会場をつなげた

　道教委は９月３０日、第１回スクールソーシャルワーカー連絡協議会を開いた。札幌市内の道第２水産ビルを主会場に全道各地とウェブ会議システムでつなぎ、約９０人が参加。北星学園大学社会福祉学部福祉臨床学科の大友秀治准教授の講義や、グループワークを通して、コロナ禍における現状と課題、ミクロアプローチなどについて情報共有した。

　連絡協議会は、児童生徒を取り巻く環境に働きかけ、支援を行うスクールソーシャルワーカーの役割や取組の在り方について情報交換や研究協議をすることが目的。今回はウェブ会議システムＺｏｏｍを活用して、道第２水産ビルを主会場に各地をつないだ。

　講師の大友准教授は、「コロナ禍における現状と創意工夫、課題」と題し講義。コロナ禍における現状と創意工夫に関する道内のアンケート調査結果を紹介し、支援を継続する困難さや子どもが抱える課題の深刻化が進む心配など、スクールソーシャルワーカー自身に戸惑いや不安があったなどと報告した。

　グループワークでは、コロナ禍における実践の共有と前年度の振り返り、本年度の課題共有などについて協議。各グループからは臨時休業を利用した活動として、「コロナなどに関する情報をまとめて、教職員や保護者向けにリーフレットを作成して周知した」「個人のスマートフォンなどでＺｏｏｍを活用して相談体制をつくって対応した」などの報告があった。

　現状については、「学校再開してから相談件数が増えた」との声が上がった。

　引き続き、大友准教授が本年度の研修テーマ「ミクロアプローチ」について説明。それを踏まえ、参加者はグループ協議を行った。

(道・道教委 2020-10-05付)