第3回全道代表高校長研 道教委所管事項〈下〉 4間口以上校通信速度増速 情報セキュリティ訪問支援(道・道教委 2020-10-09付)
◆教育環境支援課
【遠隔授業の集中化】
9月、仮称・道高校遠隔授業配信拠点からの遠隔授業の配信に向け、配信対象となる地域連携特例校および離島の道立高校(以下、特例校等)から、来年度の受信科目の申請があり、すべての地域連携特例校(月形高校を含む)および礼文高校の計26校で、遠隔授業を実施する予定。
今月1日、遠隔授業運営協議会を開き、特例校等の教頭や教務部長などによって、運用の具体について協議し、各学校の実態や遠隔授業の活用方法など、共通理解を図った。
今後は、運営協議会で出された意見などを参考に、課題を整理して解決策を検討し、円滑な実施に向け取り組んでいくので、当該学校においては、遠隔授業の実施に向け、教務内規の見直しや教員体制の確立、教室環境の整備など、着実に準備を進めていただきたい。
また、学習内容や進め方等については、今後、配信拠点(有朋高校)の当該教科担当教員が中心となって、同時配信する学校間で教科別研究協議会を開催(TV会議を予定)し、年間指導計画を作成していく方針であるので、協力いただきたい。
なお、11月を目途に、遠隔授業を配信する教員向けの研修会を開催する予定。関係職員の派遣に理解と協力をお願いする。
【道立学校教育情報通信ネットワーク環境整備工事】
9月9日付教環第390号で今後の工事にかかる留意事項を伝えた。10月中旬から地区ごとに工事が行われるが、工事に当たってはできる限り授業に影響が生じないよう、基本的に平日午後3~10時に作業を実施予定。
国庫補助事業のため本年度内に工事を完成させる必要があるため、工事への対応について理解と協力をお願いする。
【スクールネット回線の通信速度の増速】
スクールネット回線の通信速度については、令和3年4月からの運用開始を目途として、インターネット接続回線の通信速度を増速するとともに、3年度の間口数が4間口以上の学校の通信速度を増速する工事を実施する予定としており、具体的な作業日程等については、別途通知する予定。
【クラウドサービスの活用に向けたアカウントの登録・交付】
ICTを活用した授業の実施や新型コロナウイルス感染症の再拡大による臨時休業等の緊急事態に備え、クラウドサービスの利用に必要なアカウントについて、その一つであるG Suiteの取扱いを9月30日付で通知した。
本通知では、学校からの管理者アカウントの交付申請を受理後、学校に管理者アカウントを交付、学校で児童生徒と教職員のアカウントを登録し、交付するなどの手続きを定めている。
各学校においては、クラウドサービスの利用に向け、交付申請などの事務を進めていただくようお願いする。
【情報セキュリティ】
コンピューターウイルスの検出状況について、知事部局や道教委事務局などで使用している行政情報コミュニケーション端末においては、元年度実績で年間22件、月平均1・8件、学校が使用するスクールネットにおいては、同年実績で年間1770件、月平均約150件となっている。
今後、道立学校においては、クラウドサービスの利用も含め、情報セキュリティ対策について適切な対応を求められるが、児童生徒一人ひとりがそれぞれの端末を授業等で使用するようになるため、特に教職員には情報セキュリティに関して児童生徒の手本となることを期待する。
情報セキュリティ対策については、これまでも各種通知をしてきたが、教職員の情報セキュリティに対する一層の意識向上に向け、指導をお願いする。
【情報セキュリティアドバイザー訪問支援】
9月1日付教環第353号によって教育局あて通知し、各学校へは書面審査に協力いただいた。
このあと、道立学校30校程度を対象に、本年度の書面審査結果や一昨年の実態調査の結果を踏まえ情報セキュリティ対策訪問支援を実施するので、当該学校においては協力をお願いする。
◆健康・体育課
【新型コロナウイルス感染症への対応】
▼衛生管理マニュアルの改訂点
8月6日付Ver=3の主な改訂点は、学校施設の清掃および消毒について、通常の清掃活動の中に新型コロナウイルス対策に効果のある家庭用洗剤等を用いることによって消毒の効果を取り入れ、その作業は生徒が行ってもよいとされたこと、清掃活動とは別に消毒作業を行うことは、感染者が発生した場合でなければ基本的には不要とされたことなどである。
9月3日付けVer=4の主な改訂点は、感染症対策が不十分な事例として、同一部活動に所属し寮生活を共にする高校や大学において、大規模な感染者集団の発生が確認されたことなどを踏まえ、部活動の大会等は、競技はもとより、移動や宿泊などにおいても対策を講じることや、練習試合や合宿は、部活動を担当する教師のみで行うのではなく、学校として責任をもって対策を講じることなどが示された点や、寮や寄宿舎における感染症対策を充実するよう具体的に記載されたことなどである。
各学校においては、最新の知見に基づいて改訂される衛生管理マニュアルを踏まえ、必要以上の対策を取るのではなく、疫学的に検証された効率的かつ確実な対策を効果的に講じるようお願いする。
▼運動部活動に参加する学生等の集団における新型コロナウイルス感染症対策の徹底
9月7日付教健体第496号で通知したが、運動部活動においては、各競技団体が作成している感染症対策のガイドラインに従って活動を進めるとともに、つぎのような感染症対策を特に徹底するようお願いする。
①飛まつ感染に留意し、近距離での大声を徹底的に避ける
②小まめな手洗いを励行する
③体調のすぐれない生徒等は部活動への参加を見合わせ、自宅で休養する
④部活動の練習場所や更衣室など、また、食事や集団での移動の際の3密(密閉、密集、密接)を避ける
▼学校において感染者が発生した場合の対応
生徒の感染が判明した場合、5月26日付教健体第147号通知「小学校、中学校、高校および特別支援学校等の再開について」の別紙5のとおり対応することとなる。
臨時休業の必要性や範囲、期間は、保健所の濃厚接触者の特定等の調査結果や、生徒の生活圏におけるまん延状況によって判断する。
各学校においては、濃厚接触者の定義を参考に、衛生管理マニュアルの学校の新しい生活様式が定着するようお願いする。
【もうひとつのクライマクス事業】
▼Thanks Messages(サンクスメッセージ)
9月7日付事務連絡を発出したが、本取組の趣旨は「3年間、自分を支えてくれたサポーター(家族、友人、指導者など)への感謝の気持ちをメッセージにしよう」というものである。
生徒から多くのメッセージが寄せられることを期待しているので、特段の配意をお願いする。
・応募方法=道教委「もうひとつのクライマクス」事業ホームページ上応募フォームから入力する(リーフレットのQRコードを参照)
・募集期間=9月23日~12月11日
・掲載期間=9月28日~12月18日
▼クライマクス・キャラバン
9月25日付教健体第553号を発出したが、本イベントの目的は「部活動の集大成の場を失った生徒たちを対象に、第一線で活躍する著名人との交流を通じ、生徒にとって思い出に残る機会を創出する」というものである。
卒業学年の生徒の積極的な参加を期待しているで、周知等について特段の配意をお願いする。
▽会場(全道4ヵ所)
・道南=10日(道教育大学函館校)
・道北=17日(道教育大学旭川校)
・道央=24日(道教育大学岩見沢校)
・道東=25日(道教育大学釧路校)
▽講師・時程
随時ホームページに掲載するので、確認願う。
▽参加対象
部活動に所属する道内の高校および中等教育学校に在籍する卒業学年の生徒(申込人数が多い場合、抽選で参加者を決定)。
▽申込期限
各会場開催5日前。
▽申込方法
参加希望者が直接、道電子自治体共同システムに必要事項を入力の上、申し込む。
なお、本事業については、卒業生アスリートが輝ける晴れ舞台の創出に向け、動画を公募するなど今後も様々な取組を進めていく。
また、民間の納税サイト「ふるさとチョイス」および道教委のホームページによって協力をお願いする寄附およびメッセージについては、11月3日まで延長することとしたので、引き続き、多くの人々から幅広い応援をいただくよう重ねて協力をお願いする。
【5年度全国高校総合体育大会(夏季大会)北海道準備委員会設立】
5年度全国高校総合体育大会(夏季大会)の北海道開催に向けて、8月27日に道準備委員会を設立し、設立総会および第1回総会を開催した。
準備委員会は、3年度に設立予定の道実行委員会に先立ち、小玉教育長を会長として、関係機関、団体の代表者や各競技の会場地市町村の職員で構成し、実行委員会設立までに必要な準備を行う。
第1回総会の主な内容は、北海道ブロック開催基本方針の承認、大会愛称、スローガン、シンボルマークなどの募集、開催を予定している29競技33種目中、23競技26種目の会場地決定などである。
会場地が未決定の競技については、現在、関係自治体と協議中であり、3年2月に開催する準備委員会第2回総会において決定する予定である。
今後は、総合開会式や競技種目別大会に向けた準備を進めるとともに、3年度に知事を会長とした実行委員会を設立、4年度に各競技の会場地市町村に実行委員会を設置する予定であり、引き続き、開催に向け理解と協力をお願いする。
◆生徒指導・学校安全課
【生徒指導】
▼いじめの問題への対応
▽いじめの把握のためのアンケート調査
アンケートの実施に当たっては、つぎの点に留意するなどして、すべての生徒が安心して回答できる環境づくりに努めていただきたい。
〈留意点〉
①生徒の机の間隔を十分とり、机を整頓してから回答させる
②調査実施前に、目的を丁寧に説明してから回答開始を指示する(教室全体が、落ち着いて回答できる状態になってから回答開始を指示)
③調査票は、生徒に回収させたり、手渡しで回収させたりせず、教員が個別に回収するなど配慮する。調査結果は11月20日までに教育局に報告願う。アンケート調査実施後は、速やかに関係生徒に対する個人面談などを実施いただくようお願いする。
▽いじめの解消に向けた取組
加害者とされている生徒への指導が適切に行われていないという問い合わせが当課に寄せられている。学校は、指導方針などについて関係生徒、保護者に丁寧に説明し、理解を得るとともに、学校いじめ対策組織を中心として被害生徒に対する支援を確実に行うようお願いする。
▽指導記録の保管
いじめ事案等にかかわる指導資料の開示を請求されるケースが考えられることから、適切に記録を残すとともに、文書の保存期間を確認の上、確実に保存願いたい。
▽いじめ防止対策推進法に基づく学校の取組
前年度実施した保護者対象の意識調査の結果、いじめの定義や解消要件、いじめ防止対策推進法に定められる学校の取組が保護者に伝わっていない実態が判明した。
道立学校の保護者に対する理解を深めることを目的とした資料を作成し、配布。資料がすべての家庭に届くよう、成績票の発送時に同封するなど配慮をお願いしたい。
▽学校いじめ防止基本方針の見直し
道いじめ防止基本方針に示されているとおり、学校いじめ防止基本方針を見直す際には、いじめの防止等に関する考え方を共有しながら、学校の取組を円滑に進めていくため、保護者、地域住民、関係機関などの参画を得て進めていただきたい。また、学校全体でいじめの防止等に取り組むため、アンケートや協議の場を設けるなどして生徒の意見も取り入れ、より分かりやすい基本方針になるよう努めていただきたい。
▼児童虐待に対する適切な対応
8月19日付事務連絡で、児童虐待対応にかかわる資料を送付した。児童虐待の対応事例の中には、学校が通告を迷い対応が遅れるケースや一時保護期間中の指導要録上の出席の取扱いが適切ではないケースが散見されることから、本資料を確実に活用し、児童虐待が発生した場合の対応を再度、確認いただきたい。
▼不登校児童生徒への支援
児童生徒の欠席に対する対応状況等に関する調査の結果、7月末日現在、札幌市を除く公立高校において、10日以上欠席した生徒585人のうち12・6%(前年度比4・2ポイント増)の74人が前年度30日以上欠席していることが判明した。
本年度30日以上欠席した生徒のうち、22%程度の生徒が学校外で専門的な相談・指導を受けていないことから、児童生徒理解・支援シートなどを活用するなどして、指導の経緯や生徒の状況を記録し組織的な支援に努めていただきたい。
▼SOSの出し方に関する教育の推進
これまでも各学校や地域の実情を踏まえつつ、各教科等の授業の一環として、SOSの出し方に関する教育を少なくとも年1回実施するなど、積極的に推進するようお願いしてきた。
平成30年3月に作成配布した『児童生徒の自殺を予防するためのプログラム』の第2章において、援助希求的態度の育成およびストレス対処能力の育成に関する指導案や実践例を示しているので、各学校で指導する際に参考にするとともに、市町村の自殺対策主管部局と緊密に連携し、保健師、社会福祉士、民生委員なども積極的に活用いただきたい。
9月10日付事務連絡によって、研修資料『子どものSOSに気付くために』を配布。『校内の教育相談体制のチェックリスト』を活用するなどして、各学校における教育相談体制見直しを進めていただきたい。
▼SNSを活用した相談体制の構築事業
LINEを活用して公立高校生徒(札幌市内を除く)からの相談を受け付ける「ほっかいどうこどもライン相談」について、登録用のQRコードを印刷したカードを配布するなど、生徒への周知に感謝申し上げる。
本年度は、3年3月29日までの毎週月曜日と、長期休業明けの1月15~29日の毎日実施することとしており、札幌市内に所在する高校を除く学校は、引き続き、つぎの点を周知願う。
・周知用のカードを紛失した場合でも、当課ウェブページに掲載しているQRコードから友だち登録が可能なこと
・午後4~9時までの相談時間にアクセスすること
▼スクールソーシャルワーカー活用事業
生徒が抱える課題の対応については、生徒を取り巻く学校以外の環境に働きかけることが有効なケースもあり、スクールソーシャルワーカー活用の理解促進のための資料を作成中。
近日中に完成し送付するので、校内で配布するなど、スクールソーシャルワーカーの活用を積極的に検討いただきたい。
【学校安全】
▼ネットパトロールの実施
ネットパトロールについて、各学校においては、道児童生徒ネットコミュニケーション見守り活動に基づき、計画的に取り組んでいただいていることに感謝申し上げる。
学校ネットパトロールの実施によって、不適切な書き込みや誹謗中傷などが発見されるとともに、自殺をほのめかす書き込みが見つかる場合もあり、自殺を企図している児童生徒を発見する一つの端緒となり得る。
コロナ禍にあり、どの学校においても、ストレスや不安を抱えている生徒がいると考え、平常時よりネットパトロールの実施頻度を上げるなどして、事件や事故、自殺の未然防止に取り組んでいただきたい。
ネットいじめや不適切な書き込み、自殺をほのめかす書き込みを見つけた場合は、警察に相談するなど、即時に、当該生徒の生命または身体の安全を確保することに努めていただきたい。
【道内公立高校(札幌市立を除く)における非行事故(速報)の状況】
2年度は25件で、元年度の41件に比べ16件減少した。わいせつ事案等にかかわる被害が相次いでおり、スクールカウンセラーの積極的な派遣など教育相談の充実をお願いしたい。
◆総務課
【3年度道立学校行政職員にかかる人事協議】
道立学校行政職員の人事協議については、例年12月中旬に、教職員課の管理職員の人事協議と併せて道庁別館の会議室で開催してきたが、本年度については、教職員課の人事協議日程の変更や、新型コロナウイルス感染症の影響による道職員採用試験の日程変更のため、同様の形態での人事協議ができない。
本年度については、11月上旬から12月上旬の期間で、本庁または各管内を会場に実施したい。実施日程・会場については、今後示される道職員採用試験の日程を踏まえ、校長会と連携しながら調整していきたいので、協力願いたい。
【教職員の不祥事防止】
各学校において、不祥事等の防止に向けた実効性ある取組を実施していただいており、感謝申し上げる。
その一方で、本年度は9月末現在で、わいせつ行為による懲戒免職処分が1件、金銭事故による懲戒免職処分が1件(道立学校)、飲酒運転による停職処分が1件(道立学校)、セクシュアル・ハラスメントによる停職処分が1件(道立学校)、体罰による懲戒処分が7件などとなっており、さらに、わいせつ行為による逮捕事案が複数件発覚するなど、憂慮すべき状況。
懲戒処分の指針の一部改正について、8月27日付教総第1394号によって通知したが、これまでの「わいせつ行為等」の項目を「法令に違反する重大な性的行為」と「法令に違反する性的行為」に区分し、前者を免職と明記するなど、不祥事の抑止的機能を一層向上させるため、必要な見直しを行った。すでに全職員に周知していただいたが、今後も、職場研修等の様々な機会を活用し、指導を徹底していただきたい。
学校教育は、児童生徒や保護者、地域住民との信頼関係の上に成り立っているものであり、児童生徒の教育に直接従事する教職員には、一般の公務員に比べてより高い倫理観が求められている。全体の奉仕者として公共の利益のために職務を遂行すべき責務を負っていることから、より一層危機感をもって所属職員への指導を徹底し、不祥事未然防止と服務規律保持に万全を期していただきたい。
◆教職員課
【学校の働き方改革を踏まえた部活動改革】
「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について」(9月2日付教職第1693号通知)に基づき、5年度から段階的に実施する休日の部活動の地域移行および合理的で効率的な部活動の推進について、国から部活動改革の方向性が示された。
道教委としても、今後の部活動の在り方に関する重要な通知であると認識しており、部活動関係者会議などで議論する予定であることから、あらかじめ承知おきいただきたい。
例年実施している「部活動にかかる調査」(6月23日付教職第881号通知)のほかに、実態把握のためのアンケート調査を予定しているので協力していただきたい。
◆生涯学習課
▼道立青少年体験活動支援施設ネイパル
道立青少年体験活動支援施設ネイパルは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、宿泊利用の定員を制限しており、7月30日付教生第496号で通知したとおり、8月21日以降の利用から宿泊利用の定員を50人以下から概ね100人以下とした。
安全・安心にネイパルを利用いただけるよう、引き続き、利用団体には、新北海道スタイルの実践や就寝前・起床後の検温、使用後の研修室の消毒など、感染拡大防止対策に協力をいただいている。
また、利用定員の制限等によって、宿泊研修においてネイパルを利用いただくことができない学校も多いことと思うが、各ネイパルにおいては、生徒会フォーラムなどの主催事業や、職員が学校等へ出向くアウトリーチ事業などを実施している。
宿泊研修以外でもネイパルを活用いただくことが可能なので、各ネイパルへ問い合わせ願う。
◆文化財・博物館課
▼世界遺産および縄文遺跡群についての学習資料『仮称・縄文ブック』
北海道・北東北の縄文遺跡群について、世界遺産登録に向けてイコモスの調査員による現地調査が実施され、早ければ3年にも登録が実現する可能性がある。
世界遺産登録を見据え、世界遺産および縄文遺跡群について、CD―ROM付冊子形態の学習資料を作成中で、年度内には各校1部を配布予定。
各市町村教委などが実施している縄文遺跡に関する教育事業についての情報も収録するので、授業や課外活動の企画等に活用をお願いする。
◆道立教育研究所
【研修事業】
▼新しい研修様式について
8月25日の第1回全道高校教育改善研究協議会でも説明したが、道研では、新型コロナウイルス感染症の感染防止と、より一層の研修の質的向上を図る観点から、新しい研修様式として、①集合型研修②分散型研修③オンデマンド研修④遠隔研修(Zoom、クラウド等の活用)⑤紙上研修―の5つの形態を組み合わせた講座を企画・運営している。
▼カリキュラム・マネジメント実践研修
本年度のカリキュラム・マネジメント実践研修については、新しい研修様式の分散型研修とオンデマンド研修を組み合わせ、胆振、日高、上川、釧路、根室の5管内で開催した。研修の実施に当たり、教務主任等の派遣に協力いただき感謝申し上げる。
受講者の感想として、「オンデマンド研修において、重要な点を何度も見直すことができた」「分散型研修で他校の先生方と交流することによって、自校の取組の方向性に間違いがないことを確認することができた」などの声をいただいた。
次年度は、本年度の受講後の評価をもとに、実施方法をあらためて検討した上で、空知、石狩、渡島、檜山の4管内において開催する予定であるので、すべての教務主任等の派遣に特段の配慮をお願いする。
▼「総合的な探究の時間」充実研修
9月25日、Zoomを活用した遠隔研修として、「総合的な探究の時間」充実研修を開催した。公開した國學院大學・田村学教授の講義の一般視聴を含めて、本研修の参加に多大なる配慮をいただき感謝申し上げる。
本研修では、各学校の教育目標を実現する上で重要な役割を果たす総合的な探究の時間において、創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開するためには、全教職員が協力し実践していく校内推進体制が必要であることから、副校長および教頭を対象として実施した。研修後の校内における研修成果の還元をお願いする。
▼「観察・実験の実践基礎研修」および「探究活動が変わる理科探究研修」
8月から9月にかけ、小・中学校教員を対象にした観察・実験の実践基礎研修および高校教員を対象とした探究活動が変わる理科探究研修を釧路湖陵高校で開催した。
会場を引き受けていただいた釧路湖陵高に感謝申し上げる。
(道・道教委 2020-10-09付)
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