札幌市教委　ＪＥＴ　ＡＬＴ派遣計画変更　任用中の者を複数校に　市立中学校が中心　１人２校程度

（札幌市 2020-11-02付）

　札幌市教委は、新型コロナウイルス感染症対策にかかる入国制限によって斡旋が制限されていたＪＥＴプログラム（語学指導等を行う外国青年招致事業）によるＡＬＴ（外国語指導助手）について、主に市立中学校における派遣計画を一部変更する。ＡＬＴが来日するまで概ね２ヵ月程度を要することから、現在任用しているＪＥＴ　ＡＬＴを複数校に派遣。なお、ＡＬＴ１人当たり２校程度の派遣を予定している。

　市教委は、本年度のＪＥＴプログラムによるＡＬＴについて、当初、９月に１４人来日する予定としていたが、新型コロナウイルス感染症の影響によって入国が制限された。

　ＡＬＴの受け入れ窓口である総務省は７月、入国に必要な手続きが可能になった国から順次受け入れることを発表。

　政府は今月中旬、防疫措置を講じた上で、すべての国のＡＬＴを入国拒否の例外とするなど、制限を緩和し、原則入国を再開することを決定した。

　しかし、例年斡旋の通知から手続きまで２ヵ月程度期間を要する。派遣時期が見通せないことから、市教委は新規に来日予定のＪＥＴ　ＡＬＴが当該校へ派遣可能となるまでの期間、現在任用しているＪＥＴ　ＡＬＴを複数校に派遣するなど、配置計画を一部変更することとした。

　特別支援学校は、担当ＡＬＴがすでに配置されていることから、計画の変更はなし。

　高校については検討中で、主に中学校についてＪＥＴ　ＡＬＴ１人当たり２校を隔週で派遣する。

　生徒がＡＬＴとの授業を通し、英語にふれる機会を確保する。

(札幌市 2020-11-02付)