３年度開校 札幌市芸術の森小　校章デザイン決定　自然豊かな地で学び、未来へ

（札幌市 2020-11-05付）

札幌市立芸術の森小　校章

　札幌市立石山東小学校（小松靖一校長）と札幌市立常盤小学校（神坂淳校長）は１０月上旬、令和３年度に両校が統合して開校する「芸術の森小学校」の校章を決定した。両校の児童と教職員の投票を踏まえ、最終決定。２日の全校朝会で披露した。自然豊かな芸術の森で学びながら、未来へ羽ばたいてほしいという願いが込められている。

　札幌市教委は、石山東小と常盤小の学校規模適正化を図るため、平成２５年度以降、地域住民や児童の保護者と両校の統合について検討を進めた結果、芸術の森地区に新しい小学校「芸術の森小」を設置することとした。

　９月には石山東小と常盤小の児童に新設校の校章を決めてもらうため、学級活動の一環でデザインを選ぶ授業を実施。

　校章案として、両校近くの札幌市立大芸術の森キャンパスデザイン学部の学生から公募した３２作品のうち、１０作品を絞り込んだ。

　両校の児童は各教室の黒板に掲示された校章案について、制作者のメッセージや色・形などを見比べながら気に入ったデザインに投票。

　その後、教職員も投票し、１０月５日の最終審査で決定した。

　校章をデザインした学生のコンセプトによると、豊かな森の木々や、校区を流れる真駒内川など豊かな自然に囲まれた芸術の森小学校を表したという。

　描かれた５本の線は、真駒内川だけでなく、五線譜をイメージしており、感性豊かな子どもに育ってほしいという思いが込められている。

　左右に置いた羽根ペンは、自ら進んで学びを楽しみ、未来に羽ばたいてほしいという意味がある。

　羽根ペンからつながったリボンは、学校で学びつつ、相手を思いやり人との交流を大切にしてほしいという思いを込め、人と人を「結ぶ」というところからデザインしたという。

　配色については、深い樹木の色や対照的に爽やかな空の色といった芸術の森の景観をイメージしたとしている。

　１１日には建設中の芸術の森小で表彰式を行う。

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２日の両校全校朝会で児童に披露した

(札幌市 2020-11-05付)