道教委　３年度人事で小・中校長公募　後志など６管内対象に　任期５年　教育局で対象校決定

（道・道教委 2020-11-02付）

　道教委は、令和３年度から市町村立小・中学校長の管内公募を開始する。校長人事の活性化に向けた新たな試みで、対象地域は後志、日高、檜山、宗谷、オホーツク、根室の６管内。今後、各教育局において市町村教委から申請のあった公募校を決定し、公募を開始する。

　校長人事の活性化を促すため、希望する管内で特色ある取組を実践する小・中学校の校長を公募することが目的。対象管内は後志、日高、檜山、宗谷、オホーツク、根室で、これら以外の管内でも特に希望する場合は実施可能となっている。

　公募する小・中学校において、学力向上や小中連携の取組など「市町村における良質な学校経営の提供」「地域の事業者や大学等と連携した教育活動」「教職員の働き方改革の先進的な取組」のすべてに取り組むことが条件。

　今後、各教育局が市町村教委から申請のあった学校から対象校を決定し、市町村教委を経由して公募を開始する。

　対象職員は、３年３月３１日現在、５８歳以下で、①公募管内の市町村立（札幌市除く、以下同じ）小・中学校の校長②公募管内の市町村立小・中学校の副校長または教頭で、校長採用候補者名簿登録者または３年度道公立学校長採用候補者選考受検者③公募を実施する教育局職員のうち、校長経験者、校長採用登録者または３年度校長採用選考受検者―のいずれかの該当者。

　なお、５８歳を超えていても、３年３月３１日現在、６０歳以下で、①または③の該当者については提案を受け付ける。　

　応募者は、応募する学校名、取組実現に向けたアイデアや学校経営目標、市町村教委や教育局から受けたい支援などを記載し、市町村教委等に提出。各市町村の教育長などによる面接を実施し、提案内容やプレゼンテーションの内容を審議して選考する。

　適任と認められた場合、３年度当初人事異動において希望する学校の校長として配置。原則、取組終了まで継続して勤務する。期間は最長で５年間としている。

(道・道教委 2020-11-02付)