高校OPENプロジェクト 観光の在り方など提言 道教委 全道ミーティング(道・道教委 2020-10-30付)
自校の研究について発表した
道教委は27日、ホテルライフォート札幌で高校OPENプロジェクト全道ミーティングを開いた。研究指定校15校の生徒や引率教員、運営指導委員会委員など総勢約70人が参加。発表校のうち小樽未来創造高校は、小樽観光の在り方について追究し、観光客が求めるニーズなどについて調査分析してイベントの企画・運営して地元に貢献してきた活動の成果を発表した。
プロジェクトは、平成30年度から3ヵ年計画で推進している道ふるさと・みらい創生推進事業の一環。生徒に社会的・職業的自立に向けて必要な資質・能力を身に付けさせるため、地域の課題をみつけ、地域自治体や企業等と連携・協働し、地域社会の一員としての意識をもちながら課題の解決を図る実践研究に取り組むもの。
滝川工業高校や小樽未来創造高など15校が研究指定校に選ばれている。全道ミーティングの実行委員は小樽未来創造高が担当した。
冒頭、赤間幸人学校教育監があいさつ。最終年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で当初の計画どおりに進めるのは難しいとされた中、「各学校が様々な工夫をして研究に取り組んだと聞いている」と述べた。
また、全道ミーティングは高校教育課チャンネルでライブ配信していることについてふれ、「自分たちが取り組んできた研究成果を全国・全道に発信できる。自信をもって発表してほしい」と呼びかけた。
この日は、研究指定校15校が発表。小樽未来創造高は、2年生の須田和々海さんが研究主題「地域観光の活性化~ホンモノの小樽にふれあう」と題して、小樽観光の在り方について、研究の成果を発表した。
観光地として人気を誇る小樽において、観光客に対してコミュニケーションを図る人材などの確保と育成が求められる現状を課題として挙げ、観光客のニーズや満足度などについて調査・分析し、まちのイベントに参加してきたことを報告した。
その上で、商店街や観光協会と連携して、小樽版のソーシャルディスタンスを普及する予定とした。原則、左側通行に統一すること、レジ待ちを番号札にすることで最小限な接触にとどめること、簡易マスクの手づくりコーナーの展開、幼稚園などのこれからの世代に歴史的文化にふれる機会の提供、プロジェクトマッピングによる歴史的建造物の投影など、地域の活性化に継続的に取り組むとした。
このほか、各指定校から提出されたプロモーションビデオ上映やグループ協議などを行った。
(道・道教委 2020-10-30付)
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