コロナ禍 教育考える契機に 北海道教育の日制定記念行事(道・道教委 2020-11-04付)
あいさつに立つ柴田会長
「北海道教育の日」道民運動推進協議会(柴田達夫会長)主催の北海道教育の日第13回制定記念行事が10月30日、ホテルライフォート札幌で開かれた。柴田会長は、コロナ禍を今後の教育の在り方を考える契機とするよう期待。約80人が参加し、学校・家庭・地域・行政が協働で教育を担う機運を高めた。
北海道教育の日は、すべての道民が教育に関する理解と関心を高め、家庭・学校・地域がそれぞれの役割を担い、「北海道の子どもたちは、道民の手で育んでいく」という思いをもって語り合い、行動する契機となる日として、平成18年に制定された。ことしで15年目。
その趣旨に適応する取組を協賛事業と位置付け、毎年10~11月を関連行事を集中的に行う強調月間と設定。本年度は1244件を予定している。
本年度のキャッチフレーズは「道民がみんなで育てる未来の宝」。会場では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加人数を制限し、座席の間隔を広く設定した。
開会に当たり柴田会長は、新型コロナウイルス感染症が学校現場や家庭に与えた影響を踏まえ、学校の果たすべき役割を再認識する契機となっていると指摘。「教育を取り巻く環境がどのように変わり、教育自体にどのような変革が求められているのかを考えるきっかけとしてほしい」と呼びかけた。
来賓あいさつでは、道教委の小玉俊宏教育長が登壇。学びを支える教育の充実、地域創生を支える教育環境やICT環境の整備などに取り組んでいくとし、教育課題の解決に向けて学校、家庭、地域、行政が一体となり、子どもの成長を担う重要性を強調。「引き続き、皆さんと連携を図りながら、各種施策の推進に取り組んでいく」と述べた。
続いて、道教育大学教職大学院旭川校の北村善春特任教授が「これからの教育への提案~コロナショックで考えたこと」と題して講演した。
(道・道教委 2020-11-04付)
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