道教委　体力向上、運動習慣確立へ　リズム運動の動画制作　「みんムー」で札幌南高と日ハム

（道・道教委 2020-11-05付）

　道教委は本年度、児童生徒の体力向上や運動習慣の確立を図るためリズム運動の動画教材を制作する「みんなでムーブ」（みんムー）を立ち上げ、札幌南高校ダンス部と北海道日本ハムファイターズが共同して取り組む。札幌南高ダンス部がリズム運動の考案と模範演技に取り組み、ファイターズはマスコットキャラクター等の提供を通じ協力する。動画教材は、体育の時間や運動会等の行事で活用し、児童生徒にとって楽しみながら運動ができる身近なものにする。完成は年度末を目指す。

　新型コロナウイルス感染症対策にかかる学校の臨時休業等で児童生徒の運動機会が減少し、体力・運動能力の低下が懸念されている。

　令和元年度全国体力・運動能力等調査では、「体育授業以外で１週間の総運動時間が６０分未満」と回答した児童生徒の割合が多く、日常における運動習慣の定着が課題となっている。

　対策の一つとして、児童生徒が楽しみながら継続的に運動を行えるように働きかけ、体力の向上や運動習慣の確立を図るため、みんムーを立ち上げ、札幌南高ダンス部がファイターズと共同でリズム運動の動画制作に取り組むことが決まった。１校１クライマクスの一環。

　札幌南高ダンス部が担当するのは、リズム運動の考案と模範演技。ファイターズからはマスコットキャラクターなどが提供される。音楽と演奏者等は検討中で、児童生徒に馴染みあるものを選定する。

　年度内の完成を目指し、来年度以降、各学校等が体育授業の準備体操のほか、運動会等の行事などで活用できるよう準備を進める。

　完成した動画はホームページに掲載し、活用するよう周知していく。

　道教委は「道民に長く愛されるような動画教材になってほしい」と期待を寄せている。

(道・道教委 2020-11-05付)