札幌市　７施設対象に交付金　文化芸術活動再開を支援　

（札幌市 2020-11-10付）

　札幌市は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている市の文化芸術施設に対して、公演・展示などの文化芸術活動再開を支援する市文化芸術活動再開支援金を交付する。対象として、札幌芸術の森、札幌コンサートホールなど７施設を認定。支援金の交付は、来年３月１５日までに実施される。

　文化芸術に携わる市民、芸術家、施設関係者等の活動再開を支援し、市内文化芸術活動を早期に復興させることがねらい。市民が文化芸術を鑑賞する機会を確保することができるよう、公演や展示を行う際の劇場、ホール、ライブハウス、ギャラリー等の施設使用料にかかる支援金を交付する。

　対象は、一般的に公演・展示を行う会場として認知されている札幌市内の公立・民間立の劇場、ホール、ライブハウス、美術館、ギャラリーなど。「利用料金が明示されている」「収容人数５０人以上」などの条件を満たしている施設運営者からの申請に基づき、市長が認定する。

　今回は、札幌芸術の森、本郷新記念札幌彫刻美術館、札幌コンサートホール、教育文化会館、市民交流プラザ、市民ギャラリー、資料館の７施設が認定された。

　公演や展示の主催者は、対象施設に支援金の利用申請を行い、対象施設を通して市の要件確認を受けたのち、施設を半額で使用できる。

　公演・展示終了後、主催者は支援金利用の報告書を施設に対して提出。施設の運営者は残りの施設料を市に対して請求する。

　支援金額は、対象経費の２分の１が限度。公演は１日につき５０万円、展示は１週間につき５０万円を上限とする。

　支援金の交付は、来年３月１５日までに実施される。

(札幌市 2020-11-10付)