札幌市立高・特校長会が研究協　国の動き注視し改革を　書面開催　鈴木会長要請

（札幌市 2020-11-12付）

　札幌市立高校・特別支援学校長会（鈴木恵一会長）は、本年度第７回研究協議会を書面開催した。各種推進委員会・連絡協議会・特別委員会の担当者が今後の活動予定や次年度の方向性を報告。鈴木会長は、令和４年度から高校で新学習指導要領が年次進行で実施されることにふれ、各校において国の動きに注視しながら改革に取り組むよう求めた。

　協議会は、市立高校・特別支援学校が抱える課題の解決を図るとともに、学校運営の充実に向け情報を交換するため、毎月開いている。２日に予定された第７回研究協議会は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からメール等の書面で意見を交わした。

　鈴木会長はあいさつで、各校長に対して「新型コロナウイルスの若年層感染者数が増加傾向にあり、各校でも気持ちを引き締めて感染症防止に取り組んでほしい」と要請。「４年度から新学習指導要領に基づいた教育課程が学年進行で動き出すが、文部科学省の動きに注意を払いながら、各校で改革に取り組んでほしい」と求めた。

　各種推進委員会・連絡協議会・特別委員会の担当校長がこれからの活動予定や次年度の方向性を提示。特別活動連絡協議会からは、本年度の生徒会リーダー交流会を１２月２日と９日にウェブ会議システムＺｏｏｍで行うことなどを報告した。

　また、次年度６月のグラント高校生の受け入れについては、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、中止する方向で進めていくことを確認した。

　次回の研究協議会は、２６日に市立札幌清田高校で行う予定。

(札幌市 2020-11-12付)