空知局が高校就職促進事業 学んだことを生かす 建設業者等で意欲高め(道・道教委 2020-11-13付)
就職活動をする上で大切なことを伝えた
【岩見沢発】空知教育局は4日と11日の2日間、高校就職促進マッチング事業を開いた。管内6校から1・2年生44人と教諭6人が参加。参加した生徒の一人は「きょう学んだことを就職活動に生かしたい」と話すなど、就職活動への意欲を高めた。
事業は、企業・業種に対する理解促進を図るための見学会を実施し、職業選択の幅を広げるなど、キャリア教育の推進を目的としている。
4日は、栗山高校、南幌高校、岩見沢農業高校、月形高校の生徒29人がタンクの設計・製作などを行うカワテックス㈱や小売業の㈱北雄ラッキー、発砲スチロールの加工・販売を行う松原産業㈱を見学した。
11日は、深川東高校の2年生11人と1年生4人、新十津川農業高校の2年生3人が参加。新型コロナウイルス感染症対策として密集を避けるため、バスの乗車人数を制限するなど対策を徹底した。
はじめに、赤平市の建設企業・植村建設㈱を訪問。植村正人社長は就職活動を行う上でのポイントを紹介し、「人に喜んでもらえる仕事をすることはもちろん大切だが、働く環境は選ぶことができる。選択肢の幅を増やし、可能性を広げることが大切」と強調した。
建設業の魅力や会社概要のほか、導入している設備、制度、令和元年防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞したことなどにふれた。
このほか、「就職を考える上で優先していることは」などと生徒に問いかけ、「会社説明会などで、不安に感じる点がない会社をジャッジしてほしい」と呼びかけた。
参加した生徒の一人は「たくさんのことを学べた。きょう学んだことを就職活動に生かしたい」と感謝の気持ちを伝えた。
このあと、生徒たちは芦別温泉スターライトホテルや北日本精機㈱を見学した。
(道・道教委 2020-11-13付)
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