道教委　ＮＺと教育分野協力の覚書　オンライン交流を推進　１６日に３会場つなぎ締結式

（道・道教委 2020-11-13付）

　道教委は、青少年国際交流加速化事業の一環として、ニュージーランドと教育分野の協力に関する覚書を締結することを１１日の道議会決算特別委員会第２分科会で明らかにした。協定の締結式は１６日午前１１時から道庁別館とニュージーランド、東京をウェブ会議システムでつないで開催。小玉俊宏教育長は「交流を進める国や地域と連携し、学校間のオンライン交流を推進していく」と述べた。大越農子委員（自民党・道民会議）の質問に答えた。

　道教委はこれまで、カナダ・アルバータ州、アメリカ・ハワイ州と高校生の交換留学と交流を実施。ことし１月には、ハワイ州教育局との間で、道教委としては初めて海外の行政機関と教育分野における協力に関する覚書を締結した。

　また、交流地域を拡充するため、本道とつながりの深いニュージーランドやオーストラリアのタスマニア州、アメリカのマサチューセッツ州、ロシアのサンクトペテルブルグ市、中国の北京市の５つの国や地域に幹部職員が訪問し、教育行政機関同士の覚書締結や生徒の交流の内容などについて関係機関の代表者と協議している。

　マサチューセッツ州を除く４つの国や地域との間で交流実現に向け具体的に準備することに合意。１６日にニュージーランドと覚書を締結する。新型コロナウイルスの影響で国や地域の出入国等が制限されている状況を踏まえ、オンラインを活用して取組内容を協議している。

　今後の取組について、小玉教育長は「新型コロナウイルス感染症の影響で往来ができない状況であっても、世界の潮流に目を向け、海外の人々と積極的にかかわり合いをもちたいという生徒の想いをしっかりと受け止め、交流を進めることとした国や地域と連携し、学校間のオンライン交流を推進していく」と述べた。

(道・道教委 2020-11-13付)