文科省　７月時点　道内ＣＳ　９４１校導入、全体の５割　全国平均を２０ポイント上回る

（道・道教委 2020-11-13付）

道内のコミュニティ・スクール導入状況（クリックすると拡大表示されます）

　文部科学省は、コミュニティ・スクール（ＣＳ）および地域学校協働活動実施状況調査の結果を公表した。道立学校を含む道内の学校におけるＣＳ導入校数は前年度比２３８校増の９４１校。導入率は１３ポイント増の４９％で、全国平均を２０ポイント以上上回った。ＣＳと地域学校協働本部両方の機能を備えた学校の割合は３６％で、こちらも全国平均を上回った。

　全国のＣＳの導入状況、地域学校協働本部の整備状況、地域学校協働活動推進員等の配置状況を調べた。調査対象は都道府県・市区町村教委（学校組合含む）。７月１日現在。

　道内の状況をみると、ＣＳを導入している市町村数は、前年度比２８市町村増の１５７市町村。道を含む学校設置者のＣＳ導入率は８７・８％で、４７都道府県中で４番目に高い。

　ＣＳの導入校数は２３８校増の９４１校、導入率は１３・１ポイント増の４９・４％となり、全国平均の２７・２％を大きく上回った。

　小・中学校、義務教育学校では１５・０ポイント増の５６・８％。今回新たに調査項目に加えた、ＣＳに類似した仕組み（学校運営協議会制度ではないものの、教委や学校が作成する要綱等で設置されている地域住民・保護者が学校運営や教育活動を協議し、意見を述べる会議体）を加えると６１・５％だった。

　地域学校協働本部の整備状況をみると、本部数は３２２本部、合計学校数が８７１校で整備率は５５・８％。ＣＳと地域学校協働本部の両方の機能が備わっている学校の割合は３６・２％となり、全国平均２３・０％を超えた。

　教育委員会が委嘱する地域学校協働活動推進員の配置人数は１７７人、教育委員会が委嘱せず、同等の役割を果たす地域コーディネーターは９８６人。合計で３１５人増の１１６３人だった。

(道・道教委 2020-11-13付)