道教委　コロナ禍の学びの機会保障　「まなＬａｂｏ」展開　オンライン学習支援

（道・道教委 2020-11-20付）

　道教委は、「まなＬａｂｏ展開事業」を実施する。相互連携協定を結んだ㈱シーラクンスと協働で、オンライン学習に関連した取組を進める。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で登校できない児童生徒に対する学習支援として、実践校および支援地域を選定し、ＩＣＴ機器を貸与。授業のライブ中継など、学校・家庭・公共施設等が一体となって学びの機会を保障する。

　道教委は１６日、サツドラホールディングス㈱のグループ企業である㈱シーラクンスと相互連携協定を締結した。

　その一環として実施するまなＬａｂｏ展開事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で通学できない子どもの「学びを止めない」「心が近づく」ための取組。実践校と支援地域を選定し、ＩＣＴを活用した家庭学習支援の充実、長期の臨時休業時における民間企業や地域の公共施設と連携して学びの機会を保障する。

　具体的な内容として、シーラクンスは、地域と学校のＩＣＴ環境が未整備の家庭や公共施設に対して端末やルーター等を必要とする期間、貸与する。また、希望があれば家庭学習などに関するコンテンツ等を提供する。

　実践校と支援地域は、貸与を受けた端末等を活用して学校、家庭、公共施設を結ぶオンライン学習を実施し、取組や成果等を情報発信する。

　公共施設は、学校の家庭学習等が充実するよう、オンライン学習導入モデル事業の成果や、ほっかいどうチャレンジテスト等のコンテンツを提供する。

　授業のライブ中継などの取組を想定している。

　事業の実施期間は令和３年３月３１日まで。

(道・道教委 2020-11-20付)