道生涯学習審議会センター部会　研修会はオンラインで　道民カレッジ充実目指す

（道・道教委 2020-11-20付）

調査・研究事業などについて協議

　第１５期道生涯学習審議会は１７日、札幌市内のかでる２・７で第１回センター部会を開いた。委員５人が出席。３ヵ年計画のうち２年目を迎えた生涯学習推進センターの調査・研究では、網走市など４地域をモデル地域とし人材育成に取り組んでいることや、各研修会をオンラインで開催することなどの方向性を確認。道民カレッジについて協議し、今後の講座内容の充実を目指した。

　部会は、生涯学習推進センターの運営にかかる事項について検討し、審議会に報告するもの。本年度は３回の開催を予定している。

　冒頭、道教委の山口利之生涯学習課長兼道立生涯学習推進センター所長があいさつ。本年度の部会では、ことし９月で２０年が経過した道民カレッジの在り方について協議することから、「新しい時代に対応できる内容となるよう、充実・発展させていきたい」と述べ、きたんのない意見を求めた。

　続いて、部会長に吉岡亜希子委員、副部会長に吉岡宏高委員を選出。生涯学習課の藤田泰昭主幹がセンター部会の概要や実施計画などについて説明した。

　協議に移り、尾山清龍主査などが令和元年度センター事業実施状況や２年度運営計画について説明した。

　本年度２年目となるセンター３ヵ年研究について、テーマ「人口減少時代の新しい地域づくりに資する社会教育事業に関する調査研究」のもと、地域の課題解決を目指す住民参画型事業の実施状況等調査に取り組むとした。道民カレッジ地方創生塾を実施する網走市、伊達市、芦別市、鷹栖町をモデル地域に、地域の将来を担う人材育成に取り組んでいくとした。

　本年度実施計画については、３年２月１８日と１９日に札幌市内で行う地域生涯学習活動実践交流を管内単位でサテライトを設置してオンライン配信で対応することなどを示した。

　このほか、久末考勇主査と丸尾徹主査が道民カレッジに関する本年度の運営方針等について説明し、学習機会の在り方を協議。「目的を明確にして整理してみてはどうか」「受講者のニーズを把握するため、調査分析に取り組んでみてはどうか」などの提案が寄せられた。

　第２回部会は１２月中の開催を予定。２年度調査研究の進ちょく状況などを報告するほか、今後の道民カレッジの方向性を協議する。

(道・道教委 2020-11-20付)