4定道議会で給特法条例一部改正へ 来年4月施行目指す 休日まとめ取り可能に
(道・道教委 2020-11-19付)

 道は25日開会の4定道議会に、公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置条例(給特法条例)の一部を改正する条例案を提案する。長期休業期間等に休日のまとめ取りが可能となるよう所要の改正を行うもの。国の方針に準じ、勤務時間の割り振りの原則を週平均38時間45分などと規定する。来年度からの施行を目指す。

 1年単位の変形労働時間制は、業務の閑散に応じて勤務時間の配分を認め、休日のまとめ取りを可能とする制度。

 道は1定道議会において、制度導入の前提となる時間外在校等時間の上限を規定する条例改正を行っている。

 4定道議会で提案する条例の改正案では、長期休業期間等に連続して週休日を設けることを目的とする場合に限り、1月を超え1年以内の範囲で通常と異なる週休日・勤務時間の割り振りができる特例を設けるもの。

 文部科学省の省令案に基づき、勤務時間の割り振りの原則を「1週間当たり平均38時間45分」と規定し、勤務時間の限度を1日10時間とした。

 対象となる教職員の範囲は「公務の運営上の事情によって特別の形態によって勤務する必要のある人」。対象期間は「4月1日から翌3月31日までの範囲内で、長期休業期間等を含む1月を超え1年以内」と定める。

 条例改正後、道教委は教育委員会規則の改正などの検討を進める予定。来年4月からの制度開始に向けた準備を進める。

(道・道教委 2020-11-19付)

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