札幌市3年度予算要求 教育関連事業 GIGAスクール踏まえ環境整備 外部人材等で高校改革
(札幌市 2020-12-08付)

 札幌市は4日、令和3年度の予算要求概要を公表した(7日付8面既報)。一般会計総額は前年度比14・6%増の1兆1798億円。教育関連事業では新規事業として、所得証明書や児童扶養手当の証明などの必要書類の添付を不要とするシステムを再構築する就学援助システム再構築費に8600万円を要求。市立札幌旭丘高校の学科新設に向けた整備や市立札幌大通高校の外部人材活用など市立高校改革費に4700万円、公立夜間中学関係費に5600万円、国のGIGAスクール構想を踏まえたICT環境の整備など教育の情報化推進費には33億6900万円を積み上げた。教育関連の主な事業はつぎのとおり。

◆教育委員会

▽学校規模適正化推進=1200万円―小規模化が進む学校の規模適正化の検討

▽教育の情報化推進(レベルアップ)=33億6900万円―1人1台端末での授業を運用するためのネットワーク環境・ヘルプデスクの増強等に加え、端末を活用した授業を支援する支援員の配置

▽地域ぐるみの学校安全体制整備推進=1200万円―スクールガードリーダーによる学校の巡回指導等

▽学校保健=1億5900万円―新型コロナウイルス感染症対策のための保健衛生用品を各園・学校に配備

▽学校給食=100万円―学校給食の調理くずや残食の堆肥化およびその堆肥で育てた野菜の学校給食への提供ならびに教材園等での栽培活動を通じた食育・環境教育の充実

▽家庭教育推進=860万円―家庭教育学級の開設、講演会等の実施

▽野外教育=670万円―林間学校等の実施

▽地域活動推進=9000万円―学校図書館地域開放事業121校(うち新規2校)、サッポロサタデースクール57校(うち新規14校)、知的障がい者のための成人学級3団体(うち新規1団体)

▽生涯学習推進(レベルアップ)=760万円―生涯学習施設における新型コロナウイルス感染症対策として、手指消毒液等を購入

▽青少年科学館再整備=5100万円―展示物および施設設備等の更新・改修に向けた実施設計

▽学校新築=800万円―芸術の森小家屋調査

▽学校増築=1億11000万円―札苗緑小校舎3階建て延べ1315平方㍍(普通6教室)

▽学校改築=76億7500万円―二十四軒小校舎3階建て延べ5888平方㍍(普通13教室、特別9教室、特別支援2教室)屋内運動場1393平方㍍、発寒南小校舎3階建て延べ5816平方㍍(普通12教室、特別10教室、特別支援2教室)屋内運動場1415平方㍍、本町小校舎3階建て延べ5550平方㍍(普通12教室、特別9教室、特別支援2教室)屋内運動場1358平方㍍、東山小校舎3階建て延べ6311平方㍍(普通14教室、特別9教室、特別支援4教室)改築など。新陽小、山の手小、栄中解体工事など。中央小グラウンド造成など。光陽小、発寒中実施設計など。

▽学校基本設計=1億1700万円―明園小・向陵中・定山渓中 

▽武道場整備=200万円―常盤中家屋調査

▽学校給食施設整備=6億6100万円―栄南小給食室棟増築、中の島中実施設計

▽施設改修等整備=52億700万円―小学校延べ155校、中学校延べ86校、高校延べ6校、特別支援学校2校、中等教育学校1校の非構造部材耐震性点検 

▽学校施設耐震補強=7億5600万円―小学校11校、中学校1校

▽リニューアル改修=18億7700万円―小学校(基本設計6校、実施設計4校、工事3校)。中学校(基本設計1校、実施設計2校、工事3校)

▽学校規模適正化関係改修等整備=1億4600万円―旧豊滝小、旧青葉小解体実施設計

▽就学援助システム再構築(新規)=8600万円―就学援助の申請受付および審査業務における税宛名システム等との情報連携のためのシステム再構築

▽義務教育児童生徒遠距離通学助成=6300万円―遠距離通学を行う児童生徒へ通学定期代の助成

▽高校等生徒通学交通費助成=1500万円―石狩管内の高校等に通う生徒の通学交通費助成の実施

▽高校改革(レベルアップ)=4700万円―札幌旭丘高の新学科設置に向けた整備、進路探究学習の推進、高校と企業等の連携を推進する市立高校コンシェルジュの配置、大通高校の外部人材活用等

▽公立夜間中学関係(レベルアップ)=5600万円―公立夜間中学の開校に向けた施設改修、開校準備事務など

▽教育課程等推進=3900万円―学校支援体制の充実等

▽外国語指導助手関係=5億5500万円―126人(増員3人)

▽算数にーごープロジェクト事業=2億7900万円―全市立小学校の5・6年生における25人程度の算数少人数指導の実施および市独自カリキュラムの整備

▽特別支援教育=8200万円―医療的ケアが必要な児童生徒に対する看護師派遣など特別な教育的支援を必要とする児童生徒の教育の推進

▽学びのサポーター活用=1億8100万円―特別な教育的支援が必要な子どもに学校生活上の支援を行うための学びのサポーター等の配置

▽山の手養護学校移転=1億4100万円―山の手養護の北海道医療センター新病棟等への移転に伴う費用

▽スクールカウンセラー活用=2億4800万円―いじめや不登校等の課題に対応する臨床心理の専門的知識を有するスクールカウンセラーの配置

▽スクールソーシャルワーカー活用=2500万円―関係機関と連携して子どもや家庭の支援体制を整備するためのスクールソーシャルワーカーの配置

▽部活動外部人材活用=7100万円―顧問の確保が困難であり、部活動の継続または新設が難しい中学校に対する部の運営・技術指導を行う外部人材の派遣

▽相談支援パートナー事業=1億600万円―不登校の子どもや家庭に対するきめ細かな支援を行う相談支援パートナーおよび担当区の小学校の不登校支援についての指導助言等を行う相談支援リーダーの配置

▽進路探究オリエンテーリング事業=930万円―専修学校・各種学校と連携した夏休み期間等における中学生対象の職業体験講座の実施

▽観察・実験アシスタント事業=1200万円―小学校の理科の学習における観察・実験活動の充実を目的とした外部人材の活用

▽いじめ対策・自殺予防=1300万円―教職員への研修、関係機関との連携協力会議の開催およびネットパトロールの実施

▽課題探究的な学習モデル研究=2200万円―中等教育学校におけるIBカリキュラムや情報通信機器を活用した課題探究的な学習モデルの研究

▽学校図書館活用促進=1億500万円―学校図書館の活用を促進し、児童生徒の読書活動の充実を図ることを目的とした図書館の環境整備等を担うボランティアの派遣および学校司書の配置

▽教育センター運営管理=5300万円―特別な支援を必要とする子どもへの相談等を総合的に行う体制の整備

▽幼児教育センター関係=6500万円―幼児教育支援員の体制拡充および市立幼稚園9園における預かり保育の実施

▽奨学金支給=1億2000万円―奨学金支給者数1500人

▽仮称・札幌市読書活動推進・図書館振興計画策定=120万円―さっぽろっこ読書プランおよび札幌市図書館ビジョンの統合計画策定

▽読書チャレンジ・子どもの読書活動推進=610万円―図書館デビュー事業、進路探究オリエンテーション事業等の実施

◆危機管理対策室

▽防災普及啓発推進(レベルアップ)=1400万円―防災知識の普及啓発、自主防災組織に対する資機材の助成および防災ハンドブックの改訂等

▽地域防災活動推進=1500万円―地区防災計画の作成支援および普及啓発を目的としたセミナー等の実施

◆まちづくり政策局

▽学校跡活用検討=1000万円―地域の活性化に向けた学校跡地・跡施設の有効な活用方法の検討

◆市民文化局

▽次世代の活動の担い手育成=280万円―小中学生、高校生、大学生および若者の地域のまちづくり活動への参加促進

▽小学校併設地域交流施設整備=4億2800万円―小学校の改築に合わせた地域交流施設の併設

▽アイヌ施策(レベルアップ)=5400万円―アイヌ文化交流センターの中庭改修にかかる設計や展示物の更新、文化体験コーナーの設置等

▽アイヌ伝統文化振興(レベルアップ)=8200万円―アイヌ文化交流センターのイベントや小中高生団体体験プログラムの充実、民族共生象徴空間バスツアー等の実施、アイヌ文化PR動画の制作等

▽子どもの文化芸術体験事業=3600万円―オーケストラ・ミュージカル等本格的な文化芸術にふれる機会の提供

▽博物館活動センター事業=1400万円―博物館活動センターを拠点とした諸事業の展開 

◆スポーツ局

▽アスリート活用事業=1400万円―中学校運動部活動へのアスリートの派遣およびスポーツ体験会等へのオリンピック選手等の派遣

▽障がい者スポーツ普及促進=3700万円―障がい者スポーツの体験会や指導者養成講習会の開催、競技用備品の整備等

▽さっぽろジュニアアスリート発掘・育成=2900万円―小学生を対象としたウインタースポーツ教室の開催およびジュニアアスリートを育成する取組の実施等

▽ウインタースポーツ普及振興(レベルアップ)=5300万円―子どもたちがウインタースポーツを始めるきっかけづくりと学習環境の充実および市民に対する観戦文化の醸成、屋外ウインタースポーツの魅力発信

▽ラグビー普及振興=800万円―小学生を対象としたタグラグビーの普及やラグビーのトップレベルの試合開催に向けた取組

▽さっぽろアスリートサポート事業助成=1500万円―次世代のトップアスリートを育成するための活動費の一部補助等

▽学校施設等開放事業=3億6100万円―グラウンド開放33校(照明25校)、屋内運動場開放281校、プール開放194校、武道場開放17校

◆保健福祉局

▽生活困窮者自立支援=3億2689万円―生活困窮世帯への就労その他の問題に関する相談支援、住居確保給付金の支給、一時生活支援、中学生の学習支援等の実施

▽障がい者スポーツ大会=550万円―札幌市障がい者スポーツ大会の開催

▽地域ぬくもりサポート事業=1800万円―障がい児者を対象とした地域住民による有償ボランティアを推進する仕組みの整備

▽重症心身障がい児者等受入促進=3600万円―重症心身障がい児者または医療的ケアを必要とする障がい児者の受け入れを行う通所事業所、共同生活援助事業所、短期入所事業所の看護師人件費・施設整備費等に対する補助

▽児童精神医学寄附講座設置=3000万円―児童精神科医師を養成する講座を設置するための北海道大学病院への寄附

▽子どもの補聴器購入費等助成=630万円―身体障害者手帳の交付対象とならない軽度・中等度難聴の子どもの保護者に対する補聴器の購入費用等の助成

▽子どもの心の診療ネットワーク事業=1600万円―児童精神科医療に関する連携体制の構築、各支援機関の機能向上および適切な支援機関への案内

▽障がい児地域支援マネジメント(レベルアップ)=2700万円―障がい児地域支援マネジャーによる障害児通所支援事業所への療育支援の拡充(7ヵ所)

▽医療的ケア児等支援推進=660万円―医療的ケアを必要とする障がい児等への支援体制を強化するための専門研修の実施、サポート医師の配置

▽子ども医療助成(レベルアップ)=47億4281万円―中学校修了前の子どもの医療費の一部を助成、新たに助成(通院)の対象を小学6年生まで拡大

▽母子保健事業推進(レベルアップ)=1449万円―3年7月から運用開始となる子育てデータ管理プラットフォームとの情報連携のためのシステムの改修

▽児童虐待予防強化=3900万円―保健センターにおける心理職員の相談体制を強化し、支援が必要な妊婦および親子に対する適切な支援の実施

▽5歳児健康相談=1200万円―5歳児の発育・発達の確認や発達障がいの把握のための健診・発達相談の実施 

▽思春期保健対策=150万円―生命誕生等に関する健康教育(対象小・中・高校生)ならびに人工妊娠中絶率および性感染症り患率低下のための相談・啓発活動の実施

▽食育推進=1100万円―健康寿命の延伸に向けた食育推進事業、食育ボランティアの養成・支援等の実施

◆子ども未来局

▽少年団体活動促進=1億2100万円―ジュニアリーダーの養成等を通じた少年団体活動の促進および支援

▽子どもの権利推進=500万円―子どもの権利の普及啓発、子どもの権利委員会の開催、まちづくり等への子どもの参加の促進等

▽子どもの権利救済機関運営管理=130万円―無料通信アプリLINEを活用した相談業務の実施

▽子どもの学びの環境づくり補助金=2000万円―不登校児童生徒の受け皿となっているフリースクール等民間施設に対する支援

▽プレーパーク推進費=380万円―既存の公園等を活用し、規制を極力排除した子どもの遊び場「プレーパーク」の推進

▽子どもの体験活動の場支援=3200万円―旧真駒内緑小学校の跡施設における子どもが主体的に体験活動を行う場の提供

▽子どもの貧困対策推進(レベルアップ)=3300万円―困難を抱える子どもや家庭を早期に把握し、必要な支援につなげる子どものくらし支援コーディネート事業の市内全地区への拡大、子どもの貧困対策計画改定に向けた実態調査の実施等

▽子どもの居場所づくり支援=580万円―子ども食堂等の子どもの居場所づくり活動の実施にかかる費用補助およびガイドブックの更新

▽少年少女国際交流=700万円―シンガポール少年少女交流事業派遣14人、姉妹都市少年少女交流事業受け入れ20人

▽札幌市児童育成会運営補助金=5億7300万円―民間児童育成会47ヵ所 

▽育児休業等取得助成=1600万円―ワーク・ライフ・バランスの推進に向けた企業への助成金の支給

▽さっぽろ子ども未来プラン推進=630万円―さっぽろ子ども未来プラン進行管理等 

▽若者出会い創出=320万円―個人の理想とするライフプラン実現を支援するための男女の出会いの機会の創出

▽児童福祉施設等感染症対策=1億3850万円―児童会館等における新型コロナウイルス感染症の予防体制強化

▽困難を抱える若年女性支援(新規)=1200万円―様々な困難を抱える若年女性を対象としたアウトリーチ型支援の実施

▽児童会館運営管理(レベルアップ)=1030万円―児童会館に対する医療的ケア児対応のための看護師派遣(3館)および長期休業期間における児童への昼食提供の試行実施(20館)

▽放課後子ども教室事業=920万円―3ヵ所

▽児童会館整備(レベルアップ)=5億1280万円―児童会館の工事5ヵ所、基本・実施設計6ヵ所および解体3ヵ所ならびに中央小に複合化する新型児童会館へのコーディネーターの配置

▽ミニ児童会館整備=5745万円―工事1ヵ所、実施設計1ヵ所 

▽私立学校教材教具等整備補助金=8800万円―小学校1校、中学校7校、高校18校

▽私立学校施設整備貸付金=2000万円―新規1件

▽若者の社会的自立促進=430万円―教育格差解消のための高校中退者等を対象とした学習相談および学習支援

▽ひとり親家庭等養育費確保支援(新規)=300万円―ひとり親家庭等の子どもの養育費確保にかかる取組に対する補助

▽ひとり親家庭学習支援ボランティア事業=680万円―ひとり親家庭の子どもを対象にした学習支援および生活相談の実施

▽ひとり親家庭自立支援給付金=1億6800万円―自立支援教育訓練給付金、高等職業訓練促進給付金、高校卒業程度認定試験合格支援

▽ひとり親家庭スマイル応援事業=400万円―ひとり親家庭への理解がある企業の開拓およびひとり親家庭を対象とした就職説明会等の実施

▽児童福祉施設等感染症対策=5億500万円―保育所等における新型コロナウイルス感染症の予防体制強化

▽公立保育所等医療的ケア児保育=1900万円―専任看護師を配置

▽私立保育所等補助金=38億4600万円―国の定める基準を上回る保育士等を配置する保育施設に対する補助等

▽私立幼稚園等補助金=7億1000万円―特別な教育的支援を要する幼児の保育にかかわる教員の人件費および教材教具・管理用備品の購入費等の補助

▽私立幼稚園施設整備貸付金=4000万円―新規2件

▽保育士等支援(レベルアップ)=6100万円―保育士の就職支援等を行う市保育士・保育所支援センターのマッチング対象の職種拡大等機能強化、合同施設説明会のオンライン実施、保育教諭資格取得にかかる費用の補助等

▽保育人材確保緊急対策(レベルアップ)=4億500万円―保育人材の確保・就労継続支援に向けた各種補助に加え、新たに年休取得支援補助等を実施

▽私立保育所整備等補助金=14億400万円―私立保育所の整備に対する補助、新築2ヵ所(定員増180人)、分園新築1ヵ所(定員増29人)、増改築2ヵ所(定員増60人)、賃貸13ヵ所(定員増790人)

▽公立保育所等整備=3億1900万円―仮称・中央区保育・子育て支援センター(ちあふる・ちゅうおう)の新築工事、西区保育・子育て支援センター(ちあふる・にし)の建替工事等

▽地域型保育改修等補助金小規模保育事業A型の整備に対する補助=4900万円―新築1ヵ所(定員増19人)

▽認定こども園整備補助金=31億1300万円―幼保連携型認定こども園の整備に対する補助・新築2ヵ所(定員増180人)、移行9ヵ所(定員増453人)

▽防犯対策強化整備補助金=3302万円―防犯対策強化のため、外構や非常通報装置等を整備する保育所等への補助

▽認可外保育施設の認可化移行支援=230万円―認可外保育施設から認可保育所等への移行のための改修費等に対する補助―3ヵ所(定員増90人)

▽子育てサロン事業(レベルアップ)=2億7600万円―児童会館やNPO等で実施している子育てサロンへの補助等およびひろば型子育てサロン運営団体による家庭訪問型子育て支援事業の新規実施

▽子育て援助活動支援=6600万円―登録会員制度による子どもの日常的な預かり支援および病児・病後児や緊急時の預かり支援

▽一時預かり事業(レベルアップ)=10億9700万円―保育所や幼稚園等において実施する一時預かり事業に対する補助485ヵ所、うち2歳児定期利用6ヵ所、就労支援型施設加算の実施19ヵ所、保育体制充実加算の実施71ヵ所、特別支援児童加算の新規実施95ヵ所

▽病後児デイサービス事業=7500万円―8ヵ所

▽時間外保育事業=4億1400万円―494ヵ所 

▽地域子育て支援推進=550万円―各区こそだてインフォメーション等における子育て相談、講座等の実施および地域での子育て支援にかかる取組支援

▽さっぽろ親子絵本ふれあい=900万円―乳幼児健診時における絵本の配布、家庭での絵本の読み聞かせに関する情報発信等の実施

▽実費徴収にかかる補足給付=2600万円―教育・保育施設に通う低所得者世帯等に対する給食費、教材費等の一部補助

▽児童虐待防止対策費=3455万円―児童虐待の防止および早期発見のための体制強化等

▽スタディメイト派遣=145万円―児童養護施設等入所児童への学習等支援

▽子ども安心ネットワーク強化(レベルアップ)=1億1900万円―新規開設を含めた児童家庭支援センター5ヵ所の運営費補助など、虐待通告や養護相談の増大に対応する相談体制の強化

▽社会的養護体制整備(レベルアップ)=2億2100万円―家庭的な養育環境の推進のための児童養護施設の改築、一時保護専用施設の整備等に対する補助

▽児童相談体制強化(レベルアップ)=3000万円―弁護士への相談体制および相談関係職員研修の強化ならびに児童相談体制強化および社会的養育推進に向けた各取組の実施

▽乳児院等多機能化推進=500万円―乳児院の育児指導担当職員の配置にかかる補助 

▽仮称・第二児童相談所整備(レベルアップ)=2億5939万円=仮称・第二児童相談所整備にかかる基本・実施設計、仮設一時保護所の開設等

▽児童福祉施設等感染症対策=7426万円―児童養護施設等における新型コロナウイルス感染症の予防体制強化

▽子育てデータ管理プラットフォーム構築(新規)=6500万円―児童相談システム、家庭児童相談システムおよび母子保健情報システムの情報を連携させるためのシステム開発および改修

▽児童福祉施設措置=1051万円―児童養護施設入所児童の大学進学費用および高校入学支度金等の支給

▽社会的養護自立支援=3851万円=18歳から22歳までの児童養護施設等の措置解除者への居住支援および生活支援ならびに自立に向けた支援コーディネーターの配置

◆経済観光局

▽ものづくり人材育成支援=1500万円―ものづくり人材育成に関する補助および若年者に対するものづくり産業等の魅力発信 

▽国際ビジネス人材育成=230万円―国際ビジネス人材の育成・活用を目的とした日本人学生を対象としたセミナー等の開催および外国人留学生の就職支援等の実施

▽みらいIT人材育成=1000万円―IT人材の育成および市内企業への定着を促進するため、小中学生・高校生等を対象に情報通信技術にふれる機会や、技術の活用を学び発表する場を創出

▽札幌UIターン就職支援=6000万円―道外の大学生等と道内企業等のマッチングを図る窓口の設置運営

▽さっぽろインターンシップ促進=1800万円―インターンシップを開催する企業に対する支援および学生への地元企業の魅力等の発信

▽奨学金返還支援=270万円―奨学金の返済を支援することで、学生が地元企業に目を向ける機会を創出することによる若者の地元定着の促進

◆環境局

▽総合的環境教育推進=2000万円―環境教育・環境学習基本方針に基づく事業の実施

▽動物園教育推進=270万円―動物および環境に対する理解を促進するための普及啓発

◆消防局

▽ジュニアバイスタンダー育成=80万円―小学生を対象にした救命講習テキストの製作

(札幌市 2020-12-08付)

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