夏休み等に制作４１点　札幌市教育地図研究会が作品展

（札幌市 2020-12-08付）

特選や特別賞などに選ばれた作品が並んだ

　札幌市教育地図研究会（永宮愼也会長）は１１月下旬、市内のかでる２・７で第４１回札幌市児童生徒社会研究作品展を開いた。小・中学生が夏休みの自由研究などで制作した作品を展示。国土地理院賞を受賞した北辰中学校１年の掛作菜々美さんの作品「揺れる北海道　核ごみのゆくえ」など、特選や特別賞などに選ばれた作品４１点が並んだ。

　作品展は、市内児童生徒の社会的なものの見方や考え方を育て、表現する力を高めるとともに、将来のよき札幌市民・北海道民の育成に寄与するため、昭和５５年から開催しているもの。市内小・中学生の社会科・生活科の学習や、環境学習をはじめとした総合的な学習の時間等の発表の場としている。

　自由研究を中心に社会科・生活科・総合的な学習の時間等の内容を生かした作品を募集。本年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から対象を小学校高学年と中学校に絞った。

　市内の小学校１３校、中学校４校４７人が参加。全８８作品が集まり、うち、特選に２０人、特別賞には２１点が選ばれた。

　特別賞のうち、最高位の国土地理院賞は、北辰中の掛作さんの作品「揺れる北海道　核ごみのゆくえ」が受賞。札幌市長賞には、西岡南小学校５年生の鵜野葵伊さんの「ブラアオイ～なぜクラークは北海道に来たのか」、札幌市教育長賞には、澄川小学校６年生の畠山和己さんの作品「ＳＤＧｓについて」と開成中等教育学校前期課程１年の高橋瑠々花さんの作品「身近な地域調査（清田区北野地区）」が輝いた。

　学校賞には、澄川小学校、幌東中学校が選ばれた。

　なお、表彰式は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止した。

(札幌市 2020-12-08付)