千歳北陽高　道ハイテクノロジー専門学校と高専連携協力協定を締結　授業特別聴講など実施

（学校 2020-12-09付）

渡邉校長（右）と佐藤校長

　千歳北陽高校（渡邉祐美子校長）は７日、同校で北海道ハイテクノロジー専門学校（佐藤俊校長）との高専連携協力締結式を行った。両校長が協定書を取り交わし、専門学校への特別聴講生の受け入れなどの連携事項を確認。高専連携による活動に意欲を示していた。

　同校は令和４年度から、道教委による新たな特色ある高校に位置付けられ、専門教科も幅広く学習できるよう総合学科に転換する。今回の協定締結は、相互の信頼関係に基づき、双方の教育機能について交流・連携を通じて高校生の視野を広げ、進路への意識や学習意欲を高めることが目的。専門高校の求める学生像および職業教育への理解を深め、高校におけるキャリア教育の活性化を図る。

　連携事項は、①専門学校の授業科目への特別聴講生の受け入れ②専門学校の各種特別講座への聴講生の受け入れ③専門学校教員による高校への出張授業④必要に応じて姉妹校（滋慶学園グループ）への協力要請⑤教育についての情報交換・交流⑥そのほか双方が協議して同意した事項⑦聴講に伴う単位互換―の７点。⑦は、高校在校時の聴講によって同専門学校進学時に単位取得扱いとなる。

　この日、ハイテクノロジー専門学校の佐藤校長ら６人と、道エコ・動物自然専門学校の三瓶晃司広報センター長が来校。同校からは、渡邉校長ら８人が出席した。

　佐藤校長は「今までにないプログラムに取り組み、生徒がよかったと思えるように事業を進めたい」と意欲を示した。

　渡邉校長は２年後の学科転換にふれ、「連携によって生徒により豊かな学びを提供できる喜びを感じている」と連携締結後の活動に期待を寄せた。

　締結式のあと、校内を見学し、高専連携推進会議を開いた。

　同校生徒は例年、約２０人が同専門学校に進学している。また、２年生は本年度、同専門学校に施設見学や授業体験のため訪れるなど、すでに連携した活動を行っている。今回の締結を機に、高専連携の活動を本格化する。

(学校 2020-12-09付)