北海道私教協が第31回定期大会 新委員長に桑原氏 35人学級完全達成など要求(関係団体 2020-12-11付)
道私立学校教職員組合協議会(=北海道私教協)は5日、第31回定期大会をオンライン開催した。新執行委員長に桑原修平書記次長を選出。2021年度運動方針では「私学助成制度の拡充」など5点を掲げ、オンライン整備に関する特別補助、35人学級の完全達成の要求などを盛り込んだ。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、初のオンライン開催とし、出席者は自宅等からウェブ会議システムで参加した。
開会に当たり川又英弘執行委員長があいさつ。議事に入り、本年度運動を総括した。
2021年度運動方針では、「豊かな生活と権利拡大」「私学助成制度の拡充」「豊かな私学教育の実現に向けた取組」「護憲・反戦・反核・環境・軍縮・貧困根絶・人権の取組」「組織強化・拡大」の5点を決定。
私学助成制度の拡充に向けては、新型コロナウイルス感染症によって今後生じ得る公・私間、私学間の教育格差への対応を図るため、オンライン整備に関する特別補助や緊急に対応しなければならない事柄への特別補助を求めるとした。
また、道に対する私学への道単独補助金削減の撤回、35人学級(将来的に30人)の完全達成、専任教職員の増員、校舎施設の拡充など公費助成を要請することとした。
役員改選では、新執行委員長に桑原書記次長を選出。川又委員長は書記次長に就任した。
最後に「子どもたちに寄り添い、共に歩みを進め、私学における教育労働運動を前進させていくためにも、私たち組合員は道私教協の旗のもとに集結し、団結していく」などとする定期大会アピールを採択した。
2021年度役員はつぎのとおり。=敬称略=
▽執行委員長=桑原修平(札幌静修高・新)
▽副委員長=森田正治(専従)、小玉紘史(帯広大谷高)
▽書記長=松井勇祐(札幌静修高)
▽書記次長=川又英弘(札幌静修高・新)
▽執行委員=石井翼(札幌静修高)、浜本裕(道文教大明清高)、田中大介(稚内大谷高・新)、小原啓太(帯広大谷高)、芦澤満(白樺学園高)
(関係団体 2020-12-11付)
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