道研 クラウド活用授業モデル研究 実践・協力校に13校 来年1~2月 遠隔合同授業(道・道教委 2020-12-11付)
道立教育研究所は、クラウドサービスを活用した授業モデル研究開発事業の実践校と協力校を決定した。実践校は深川市立納内小学校など9校、協力校は深川市立一已小学校など4校。来年1~2月に、実践校をウェブ会議システムでつなぎ、小学校第5学年社会科で遠隔合同授業や協議を行う。
事業は、道研が本年度から3ヵ年計画で進めているプロジェクト研究「未来の教育」の在り方に関する研究の一環。「“ICT環境の整備”にかかる研究」の中で、初年次の調査研究として令和2年度に取り組む。
クラウドを活用した授業モデルの研究開発等を通して、クラウドサービスの操作を含めた基本的な活用方法等について理解を深めることが目的。研究成果などを広く普及啓発することで、各学校が今後積極的に取り組んでいくICTを活用した学習活動の充実につなげていく。
授業モデルは、小学校第5学年社会科の様々な自然災害対策を学ぶ単元で、複数の実践校をウェブ会議システムでつなぎ遠隔合同授業を実施。各地域の自然災害への対策について学習の成果を共有し、様々な自然条件に応じた防災対策について理解を深める。令和3年1~2月に授業実践と協議を行う予定。
実践校は深川市立納内小など9校、協力校は深川市立一已小など4校。今後、連携校を追加する見込み。
実践校は、実践と協議によって授業モデルを検証・評価する。協力校は、実践校が開発した授業モデルなどの提供を受け、オンライン授業モデルの参観や協議などに参加する。連携期間は実施決定日から本年度末まで。
道研は実践校に対し、①遠隔合同授業の実施に向けた連絡調整②クラウドを活用した授業プランや教材等の提供③クラウド活用に向けた環境整備についての助言④クラウド活用等に関するオンライン研修の実施―を支援。協力校に対しては、実践校が開発した授業モデルの提供や、遠隔合同授業のオンライン参観等の連絡調整などを行う。
今後、道研はプロジェクト研究で事業の実践結果をもとに調査研究を進める。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては、計画を変更する場合がある。
実践校と協力校はつぎのとおり。
【実践校】
▼空知
▽深川市納内小
▼後志
▽共和町東陽小
▽共和町北辰小
▽共和町西陵小
▼胆振
▽苫小牧市ウトナイ小
▼上川
▽名寄市名寄南小
▽占冠村占冠中央小
▼留萌
▽留萌市東光小
▼十勝
▽帯広市広野小
【協力校】
▼空知
▽深川市一已小
▼渡島
▽松前町松前中
▼十勝
▽帯広市南町中
▽帯広市帯広第二中
(道・道教委 2020-12-11付)
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