道教委 道立校教育職員の時間外勤務 高校 7月は45時間超49% 全職員平均で49時間に(道・道教委 2021-01-08付)
道教委は、道立学校の教育職員にかかる時間外在校等時間(第2・四半期)を公表した。7月に時間外在校等時間が45時間を超えた職員の割合は、高校が49%、特別支援学校が11%。夏季休業期間を迎える8月にいったん減少し、9月から増加に転じた。7月の全職員平均の時間外在校等時間は、高校49時間、特別支援学校23時間となっている。
道教委の学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」では、教育職員の在校等時間から所定の勤務時間等を減じた時間(時間外在校等時間)を1ヵ月で45時間以内、1年間で360時間以内とすることを目標の一つに設定。
道立学校については、本年度から出退勤管理システムを導入し、超過時間の状況を公表している。
対象校は高校195校、特別支援学校66校。対象職員は校長、副校長、教頭、主幹教諭、教諭、養護教諭、栄養教諭、実習助手、寄宿舎指導員などの教育職員。
時間外在校等時間が月45時間を超えた職員の割合をみると、7月は高校が48・8%、特別支援学校が11・2%。8月に減少し、9月は高校が44・3%、特別支援学校が10・0%と増加した。
時間外在校等時間の平均は、7月が高校49・3時間、特別支援学校23・4時間、8月が高校33・9時間、特別支援学校13・9時間、9月が高校45・5時間、特別支援学校23時間。
道教委は今後、各学校における時間外在校等時間の推移などを分析。働き方改革の手引『Road』の活用などを通し、業務の役割分担の適正化、業務の効率化・削減を図り、長時間勤務の解消に努めていくとしている。
(道・道教委 2021-01-08付)
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