道教委　道立美術館ＨＰを一新　ポータルサイト開設へ　６月以降　多言語化等に対応

（道・道教委 2021-01-12付）

　道教委はことし６月以降、インターネット上に道立美術館５館の総合入り口「道立美術館ポータルサイト」の開設を計画している。本年度から取り組んでいるデジタル・北海道アートミュージアム事業の一環。各美術館のホームページをリニューアルし、スマートフォンでの利用や多言語化に一部対応する。道立近代美術館では公募型プロポーザルで事業の委託者を募集。ほかの４館も順次公募を開始する。

　道教委はコロナ禍を契機として展覧会やコレクションを動画で紹介する「北海道リモート・ミュージアム」の取組を開始。

　４定道議会で可決された教育費補正予算では、デジタル・北海道アートミュージアム事業に２４５０万円を計上。道立美術館の情報について、道内外への効果的な発信に努めていく。

　ポータルサイトは、近代美術館、三岸好太郎美術館、旭川美術館、函館美術館、帯広美術館の総合入り口となるもの。

　各館のホームページをリニューアルし、スマートフォンでも対応できるよう仕様を変更するほか、英語、韓国語、中国語、ロシア語など多言語化に一部対応する。

　近代美術館については、収蔵作品管理システムを使って所蔵品情報をインターネット上に公開するほか、館内の移動をパノラマ写真などで疑似体験できる新しいコンテンツの開発も検討している。

　公募型プロポーザルで事業の受託者を２２日まで募集しており、２月５日までに企画提案を受け付けて詳細を決定する。

　ほかの４館についても順次公募を開始する予定。６月以降、ホームページをリニューアルする。

(道・道教委 2021-01-12付)